神社から出発する「酒林」

広島県東広島市で「酒まつり」が開催される。開催日は10月6日(土)、7日(日)の2日間。主催は東広島市観光協会。

東広島市の西条は灘、伏見と並ぶ「日本三大銘醸地」のひとつ。銘醸地にふさわしい酒をシンボルとし、市民の交流の場を作り楽しむことにより「市民参加のまちづくり」を推進しようというのがこの酒まつりだ。

まず、酒造りのシンボルである「酒林」をみこしに仕立て、酒の神様である「松尾神社」から酒まつりの会場のひとつである居酒屋会場に入場。やぐらにつり上げられるところから酒まつりは始まる。

イベント内容は、各酒蔵の趣向を凝らした催しが特色の「酒蔵イベント」や、日本全国から集まった約900種類もの銘柄の飲みくらべができる「酒ひろば」、東広島の郷土料理が味わえる「美酒鍋」があり、酒と食の語らいをテーマに和みやすい居酒屋を表現した「五千人の居酒屋会場」ではダンスや歌などのステージも企画されている。

「KIZUNA会場」は、落ち着いた雰囲気の中でゲストアーティストのライブやJAZZ演奏が楽しめる。フードコーナーでは、地元の特産品である米粉を使ったから揚げ「米カラ」もある。さらにきずなをより深めるために「キャンドルナイト」が行われる。

自動、生徒によるコンサートが行われるのは、中央生涯学習センター会場。演目はオペラ「白壁の街」、組曲「西條」など。さらに、「銘水お茶席」では酒蔵の仕込み水を使用したお茶を楽しめる。また、東広島市児童生徒発明くふう展、酒まつり写真コンテストが開催される。

子ども向けイベントも用意されており、わくわく広場ではゲームコーナー、お土産コーナーでは東広島市観光マスコットの「ノン太」グッズの販売、特命戦隊ゴーバスターズのショーが行われる。

そのほか、アザレアホール会場では「酒の街歌謡選手権大会」、サタケ会場ではおむすびのGABAコーナー、サタケフリーマーケットなど、イベント盛りだくさんのまつりだ。

各イベント詳細は「酒まつり」のWebページで確認のこと。