モデルで歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが14日、東京・南麻布のフィンランド大使館で行われた、映画『アイアン・スカイ』の公開記念イベントに出席した。
左から、ティモ・ヴオレンソラ監督、きゃりーぱみゅぱみゅ 拡大画像を見る |
フィンランド映画『アイアン・スカイ』は、ティモ・ヴオレンソラ監督のSFアクションエンターテインメント作品。2018年、米国大統領選挙PRのため、月に送り込まれた黒人モデルのワシントンは、第二次世界大戦後に月に逃れて地球へ復讐しようと軍備を増強していたナチス軍に捕らえられる。月面ナチス軍は地球へ侵略を開始し、米国を中心とした地球防衛軍との宇宙規模の戦いが始まる――というストーリーで、映画は28日から全国公開予定。また、15日~21日に東京・お台場のシネマメディアージュで開催される「フィンランド映画祭2012」のオープニング作品として先行上映される。
きゃりーは、ナチスの軍服をモチーフにしたワンピース姿で登場し「CGの爆発シーンとかもすごいけど、笑えるシーンがたくさんあるですよ。刺激がドーンと心の奥に入ってくる映画です」とアピール。会見にはヴオレンソラ監督も出席し「制作側も楽しんで作った作品。やっと日本で公開出来てうれしい」と喜んだ。きゃりーのファーストシングル「つけまつける」は、iTunesのエレクトロニックチャートでフィンランド1位を獲得しており、ヴオレンソラ監督は上機嫌で同曲を口ずさみながら「僕もファンだし、フィンランドではすごく人気がある。PVが素晴らしくてカリスマ性があるので、今度は映画に協力して欲しい」とオファーすると、きゃりーは「えー、うれしい!」と大喜び。会見では、公式ホームページで視聴出来る同作と同曲のコラボ映像がお披露目され、きゃりーは「戦争してる映像と合わせるとカオスですね。夢のコラボです」とはにかんだ。
会見終了後、報道陣の取材に応じたきゃりーは、198cmのティモ監督との対面に「大きくて、ユニークな方でした。フィンランドは行ってみたい国だったので、コラボ出来てうれしい」とにっこり。きゃりーは歌手デビューしてから1年ちょっとだが、「今年は、ワンマンライブや海外ライブもやらせてもらって、めちゃくちゃ楽しい一年でした」と振り返り、NHK紅白歌合戦への出場について聞かれると、「呼んでくれるんじゃないかと言われて、ドキドキしてます。小林幸子さんはインパクトがあるので、もし出れるなら、私も皆さんが見た事の無い衣装で出たい」と意欲満々。11月には、初の武道館公演も決定しており「まだ新人ですけど、きゃりーぱみゅぱみゅという立派なアーティストになりたいです!」と抱負を語った。