コント芸の日本一を決める大会『キングオブコント2012』のファイナリスト発表会が、31日、東京・赤坂BLITZで行われ、お笑いコンビのしずる、銀シャリ、トップリードら8組の決勝進出者が発表された。

前列左から、うしろシティの金子学、阿諏訪泰義、かもめんたるの岩崎う大、槙尾ユウスケ、銀シャリの鰻和弘、橋本直、さらば青春の光の森田哲矢、東口宜隆、しずるの池田一真、村上純、後列左から、トップリードの和賀勇介、新妻悠太、バイきんぐの小峠英二、西村瑞樹、夜ふかしの会の大重わたる、原慎一、三宅十空、砂川禎一朗、鬼頭真也 拡大画像を見る

今年で5回目となる『キングオブコント』は、プロ・アマ問わず誰でも参加可能なコント大会で、歴代王者はロバート(2011年)、キングオブコメディ(2010年)、東京03(2009年)、バッファロー吾郎(2008年)。今年は全国から2,971組がエントリーし、7月から開催された予選大会を経て、30、31日には、準決勝に勝ち進んだ67組が渾身のコントを披露した。準決勝後に行われたファイナリスト発表会では、67組の芸人たちが固唾を飲んで見守る中、ファイナリストのしずる、銀シャリ、トップリード、バイきんぐ、かもめんたる、さらば青春の光、うしろシティ、夜ふかしの会の8組が発表され、会場は大きな拍手に包まれた。

3回目の決勝進出となったしずるの池田一真は「嬉しいの二言です。コングラチュレーション!」とボケて笑いを誘い、村上純は「ライバルは7組全員ですけど、うしろシティと最近仲良くなってきたので、慣れ合いじゃなく『舞台は俺たちのもんだ!』っていう洗礼を浴びせたい。優勝できなかったら、池田くんの髪を縮毛矯正します」と気合十分。銀シャリの橋本直は「自分でも引いてる……。恐縮です」と驚きながらも、ウナギを食べたら死ぬ呪いがある家系だという相方の鰻和弘に「優勝したらお祝いにウナギを食べてほしい」と言い、鰻は「えっ、優勝したら死ぬってこと!?」と大慌てしていた。

前回大会で、ファイナリスト8組中最下位だったトップリードの新妻悠太は「1年間ずっと8位って言われ続けたので7位以上になりたい。出来なかったらおでこに8というタトゥーを入れます!」と雪辱を果たすことを誓い、「決勝の緊張感は味わっているので、余裕を持ってやりたいです」と落ち着いた表情。また、初出場でファイナリストとなった、かもめんたるとうしろシティは、感激のあまり涙を流しながらステージに登壇し、かもめんたるの岩崎う大が喜びで思わず泣き崩れる場面も。フリーで活動する5人組のお笑いユニット・夜ふかしの会も、決勝進出にポカンとしながらも、メンバーの三宅十空は「どうして良いか分かんない。死にそう……。5人にしか出来ないコントを見せたいです」と意気込みを語った。

『キングオブコント2012』決勝の模様は、9月22日19時からTBS系で生放送。優勝者には、1,000万円の賞金と1時間の冠番組(10月5日放送予定、詳細未定)が贈呈される。