――能登さんはいかがですか?
能登「聴いていただくとわかると言いますか、わかっていただけるとうれしいんですけど、今回の曲は全員の個性がすごく大事にされた曲になっていると思います。もちろんカチッと決めるところはみんなそろっているんですけど、そんな中でも、ひとりひとりの『私を選んで!』って気持ちが溢れているので、聴いているだけでその気持ちが伝わるんじゃないかと思っています」
――もちろん歌うときは自分が選ばれるんだっていう気持ちで歌っているわけですよね
能登「たぶん、みんな超本気で歌っていると思います(笑)。もちろん収録はいつも本気なんですけど、今回はちょっとギラギラしていて、『私が一番!』みたいな気持ちが溢れています」
――今回は衣装もとても夏っぽいですよね
小倉「すごく可愛いですよね。マリンルックなんですけど、たぶんこういった衣装を着るのは初めてだと思います。4人それぞれで少しずつデザインが違っていて、中でも一番のポイントは帽子だと思うので、注目してみてください。私個人としても、帽子をかぶると、何か頭が守られているような感じがして、すごく安心できます (笑)」
石原「私も唯ちゃんと一緒で、マリンルックを着るのは初めてでした。ずっと着てみたかったんですけど、どうしたらマリンルックになるのかがわからず、なかなか踏み込めなかったんですよ」
――セーラー服も一応マリンルックになりますが
石原「実はセーラー服も来たことがなかったので、今回は本当にうれしかったです。腹チラの衣装も可愛いのですが、私はちょっと子どもっぽくサスペンダーの衣装になっています。何か幼稚園の頃を思い出す感じで、童心に返れてすごく楽しかったですし、かなり気に入っています」
――それでは続いてカップリング曲についてお伺いします。まずは「ベイビィKISS☆」から
松永「『ベイビィKISS☆』は、元気で、可愛くて、キャイキャイしている女の子たちが浜辺でビーチバレーをしているイメージで歌ったんですけど……」
能登・小倉・石原「ビーチバレー?」
松永「あくまでも私のイメージですよ(笑)。この曲は1人の男の子を取り合っているのではなく、各々が思っている子が別にいて、その子に対して、ひとりひとりがアピールしている感じなんですけど、けっこう大胆で、強引な感じがします。『ゼッタイ』とか言っちゃってますし(笑)。2ndシングルのカップリングだった『初恋EVOLUTION』もタオルを回したりして、すごく盛り上がれる楽曲なんですけど、この曲もそれに匹敵するぐらい、観客の方と一緒に盛り上がれる曲だと思います。特に『KISS ME KISS YOU』のところでは、お客さんと掛け合いができたらいいなって思っています」
――ビーチバレーに納得のいかない顔をしていた能登さんは?
能登「どういうイメージでビーチバレーをしているのかなって思って(笑)。たぶん、超真剣にやっていて、絶対にズサーって突っ込んでいきそうです」
松永「ゼッタイに届かなそうでも突っ込んでいきそうだよね、私(笑)」
能登「『ベイビィKISS☆』は歌詞の中に、すごく言葉遊びが散りばめられているんですよ。実際に歌うときも、たとえば1番では『Baby Chu-Chu』ってなっているのが、2番では『Baby Check-Check』になっているんですけど、『チェック』とはっきり言わずに、『チェッ』ぐらいでとめておくことで、『チュッ』と『チェッ』で韻を踏ませたりもしています。あと、最後に『スキ! 好き! スキ!』っていう歌詞があって、私は勝手に"スキ三連発"って呼んでいるんですけど(笑)、そのあたりは素直な女の子って感じで、すごく可愛らしいですよね。ダンスのほうは私が振り付けをしていて、ようやく出来上がった感じなんですけど、ブリブリって感じで、すごく可愛らしくなっています。9月1日に行われるイベントで披露する予定になっているので、今からすごく楽しみにしています」
小倉「すごくハイテンションな曲なので、歌っているだけですごく楽しくなって、思わず踊っちゃうような感じです。特に『KISS ME KISS YOU』のところはアクセントがついていて、自然と膝に力が入っちゃいますね。基本的にテンションアゲアゲの曲なので、ライブでもすごく盛り上がると思います」
石原「私は、こういった感じの曲がすごく好きなんですよ。まほちゆ(松永)ほどじゃないですけど、私もロックが好きで、テンションを上げたいなって思うときによく聴いたりするんですけど、そういう意味でもこの曲は、私にとってミラクルヒットでした(笑)。ただ歌っているだけでも楽しい曲なんですけど、『興味ナイ na ナイ』とか『どっちよ La Lie』とか、ちょっと面白い歌詞になっているので、一度聴いたら頭から離れず、思わず口ずさみたくなるんじゃないかなって思います」
