三菱日立ホームエレベーターは、ホームエレベーター「スイ~とホーム」シリーズに、車いす利用に便利な業界最大のルームサイズと、乗り降りの安全性をさらに高めた「スイ~とホーム ファミロング」を新たにラインアップに追加し、4月17日から発売した。

設置面積を有効活用したコンパクト設計で業界最大のルームサイズを実現

サイズを拡大し、利便性、安全性を向上

近年の介護保険制度の見直しを受けて、家庭内での車いす利用が増加していくことが予想されるなか、これまでのホームエレベーターは、車いすサイズによっては介護者が同乗できない場合があり、利用可能な車いすが制限されてきた。

同製品は車いす利用者の利便性、安全性の向上を目的に、ルームの奥行きサイズを拡大し、乗降時の挟まれ防止機能を強化。車いす利用者の家庭内での移動を支援するとともに、介護者の介護負担の軽減に貢献するという。

JIS規格車いすがラクに乗り降り

ルームの奥行きは1300㎜と、標準型車いすと介護者、または電動型車いすがゆったりと乗り込むことができるサイズ。乗降口には134本の近赤外線センサーを配置し、床面10~1580mm に感知範囲を拡大。ドアへの挟まれを未然に防止する。また、エレベーターホールを感知する3Dセンサーは乗り込む前に乗客の有無を感知し、車いす利用者や小さな子どもでも安全に安心して利用することができる。

立体構造の大型ボタンとお知らせランプで操作性が向上

乗り場ボタンは44㎜×44㎜の大型ボタンで「省エネモード中」を知らせる「ecoランプ」機能を新搭載、押しやすさと認識性を向上させた。また、ルーム内の操作パネルに新搭載した「お知らせランプ」機能は、地震の発生時に地震の発生と管制運転の作動を利用者に知らせる。

「スィ~とホーム ファミロング」は、4月17日発売で出荷開始は7月1日。定格積載量200㎏(定員3名)で希望小売価格は、オプションなし・工事費込み・鉄骨/コンクリート造・2階建2停止の場合、税抜き3,360,000円から(離島等の遠隔地を除く)。

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