クルーの命を救ったトム・クルーズ (C)BANG Media International

トム・クルーズが、新作映画の撮影現場で重症を負ったクルーに自分のプライベートジェット「ガルフストリーム V」を提供し、病院へ搬送に全力を尽くしていたという。

先月、トムが新作のSF映画『オブリビオン』を撮影していた際、イギリス人クルーのデヴィッドが巨石に押し潰され意識不明状態に陥るという事故が起こった。トムは半身不随になるのを心配し、デヴィッドを胸髄損傷の専門クリニックに搬送するために自身のプライベートジェットを提供したと伝えられている。

ある関係者は英デイリー・ミラー紙に「トムは冷静で、すぐに行動を起こしたんです」と語る。関係者によると、トムは他人事のように振る舞うことなど全くなく、搬送する必要があった場合、すぐ出発できるよう自身のプライベートジェット「ガルフストリーム V」に離陸準備をさせていたという。「とっさの判断でした。デヴィッドは永久に骨髄損傷を患う可能性があったので、すぐに病院に搬送されるのは大事なことだったんです」

ルイジアナ州の病院に搬送されたデヴィッドは、4時間の集中治療を受け一命取り留めたが、さらにトムはその病院を訪れたという。先の関係者は、トムのサポートは、デヴィッドとその家族に必要なもので、その他のクルーも勇気づけたと話している。「ひどい事故でしたが、トムは別にあのような行動をとる義務は無かったわけですからね。そのトムの行動が残されたクルーたちを勇気づけたのだと思います」現在デヴィッドは理学療法中で、同作品のスタッフとして外されるかどうかはまだ分からないようだ。

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