熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!

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●「アジア歌姫オーディション。夢追うギャルに密着」【スッキリ】

“次世代ファッションアーティストの発掘"を目的に行われた『第1回アジア歌姫オーディション』。応募者2万1000人の中から22歳の福田桃代さんがグランプリに選ばれた。確かに彼女は、「プロなのか?」と思うほど、歌もビジュアルもズバ抜けていたが……審査委員長が鈴木奈々というのがある意味スゴイ。今夏にアーティスト&モデルデビューする福田さんにスタジオメンバーたちは、「頑張って欲しいですね」と淡白なコメントのみ。確かにツッコミどころ満載だが、ヤケドしそうなネタだ。

●「390日ぶり復帰登板。松坂大輔の特別な試合」【とくダネ】

メジャーリーグ・レッドソックスの松坂が右肘腱移植手術から復帰。5回4失点で敗戦投手になったものの8奪三振を奪うなど、今後に期待を持たせる内容だった。

「マウンドに立っていろいろなことを思い出せた。今後は手術前とちがう姿を見せたい」と語る松坂に、「アメリカに行ってからあんな(力強い)フォームで投げる松坂は見たことがない」と驚く小倉智昭。松坂は小倉が大ファンの西武ライオンズ出身だから、いつもやたら評価が高いのだが、この日は控えめで「勝ち投手になるまでホメないぞ!」という親心が感じられた。松坂は頼んでないだろうけど。

●「心筋梗塞の一歩手前。渡辺徹を襲った虚血性心疾患とは?」【スッキリ】

4月から体調不良で休養していた渡辺が、虚血性心疾患の手術を受けていたことを明かした。渡辺といえば、かつての“激太りキャラ"に加え、糖尿病を患っていた過去も。しかし、専門医は「肥満や糖尿病の人だけがなるわけではない。患者の3分の2以上は自覚症状がないし、コレステロール値もあてにならない」と注意を促した。

「やせててもかかる可能性があるなら精密検査した方がいいですね」と心配する加藤浩次に、「検査も体に負担がかかるものなので、全員が受ければいいというものでもない」と返す医者の香山リカ。じゃあ、どうしたらいいのか。やはり【スッキリ】はマジメな話題の締めがユルい。

浅野ゆう子

●「浅野ゆう子、極秘交際5年。相手が入院中で看護」【とくダネ】

お相手は俳優の田宮五郎。浅野が田宮の俳優デビューからサポートし、自らが経営する眼鏡店で田宮が店長を務めていたこともあったらしい。しかし、今年4月に田宮がくも膜下出血で倒れ、浅野が看病しているという。

「浅野さんは泊まり込んで世話をしている。まだリハビリがはじまったばかりで微妙な時期」と話す前田忠明に、「後遺症が残るケースもあるし、そっとしてあげた方がいいのでは」と返す小倉智昭。あなたの番組が追いかけているのだが……。

報道陣の問いかけに笑顔で一礼する浅野を見た田中大貴アナが、「話しにくいと思いますが、あの笑顔には感じるものがありました」と熱っぽくフォローした。浅野の恋愛ネタはほとんどなかっただけに、追いかけたいのはわかるが、病院取材だけは自重して欲しい。

●「今年世界NO.1の歌手が満を持して来日」【とくダネ】

今年、全世界で500万枚以上のセールスを記録し、PVの動画再生2億回以上というゴティエ。さわやかなルックスの上に日本語ペラペラで、さらにこの日の私服はユニクロという親日家ぶり。実は高校と大学で日本語を勉強し、三重県にホームステイもしていたのだ。

音楽の話題にはひときわうるさい小倉智昭も、「今、誰のアルバムを紹介したいか、と言ったら僕もゴティエです。とってもいい曲を作りますよね」と上から目線で絶賛。こうなると他の出演者たちは一切話さなくなるから、視聴者と同じ気持ちなのか。



●「長谷川理恵、アメリカで挙式。自叙伝を発売」【とくダネ】

楠本氏は石田純一にソックリという声も

実業家の楠本修二郎氏と「2人の思い出の地」というポートランドで挙式した長谷川。野菜ソムリエの資格を持つだけに、オーガニック料理をふんだんに使ったスタイルの結婚式を手がけ、自ら“オーガニック婚"と命名した。

しかし、これだけで終わらないのが“恋多き女"と呼ばれた長谷川。石田純一や神田正輝らとの恋愛遍歴をセキララにつづった自叙伝『願力』を発売したのだ。極めつけは、夫・楠本氏からハリー・ウインストンの婚約指輪をもらったときのエピソード。「あ、小さい」と顔を引きつらせる長谷川に夫は大激怒。10日間話し合ったものの、楠本氏はショックで急性胃潰瘍になり、血を吐いたという。さらに、長谷川は「こんなに弱い男性では困ると思った」「ジュエリーは自分で買わなくてはと気づいた」という浮世離れした価値観を吐露した。

ただ、攻撃すると思われた小倉智昭は、「彼女の恋愛はセンセーショナルに取り上げられたけど、多くの人とつき合ったわけじゃないんだよね」と意外にも擁護派。そこに同性の中野美奈子が、「ご主人は本を出すことを承諾されたんですか?」とツッコミを入れる。“ショックで血を吐く"夫が耐えられるとは思わないが……。女性のイメージダウンも必至なだけに、長期産休に入った方がいいかも。

イメージ回復はもう不可能レベルなブラザー・コーン

●「暴力団の名前出し、『なめんなよ』。ブラザー・コーン逮捕」【とくダネ】

元マネージャーに対して、「オレをなめんなよ。ただじゃおかねえぞ」などと脅したというが、問題なのは組員の名前を出したこと。実在する人物というから、限りなくイメージは悪く、「つき合いがあります」と言っているようなものだ。

これを受けた小倉智昭は、「コンちゃんがあのねのねと一緒にお笑いをやっていたこととか知っている人は少ないと思うんですよ。僕は歌手になってビックリしたんですけどね」「奥さんの腎臓もらうなど苦労したんですよ」とうんちくを絡めて話を濁した。しばらくテレビで姿を見ることはないだろうが、謝罪会見があるのなら、空気を読まず“業界用語キャラ"で通して欲しい。

●「速報! 松田聖子が結婚。お相手は大学准教授」【ミヤネ】【知り】

スポーツ紙には「また歯科医」の見出しが躍った

【ミヤネ】は、オープニングから、「突然の発表です。熱愛報道など一切出ていませんでした」と宮根が大興奮。“聖輝の結婚"“ビビビ婚"など過去の映像が流れると、「50歳にしてアイドルだなと思いますね」としみじみ話しはじめた。さらに、テンションアップの宮根は、「長谷川理恵さんとのことがあったので、神田正輝さんの方が先と思いましたが、聖子さんが結婚したとは意外ですね」と失礼かつ強引なこじつけ話を展開。

一方の【知り】も負けずにオープニングで速報。盛り上げようとした小藪千豊が「家にタレントがいるという感覚が全くわからない。ねえ、淳」と振りを入れると、「意外と慣れるものなんですよ」と半笑いで返す田村淳。北斗晶も「やっぱキレイな人は、次から次へとスッゲーな~」とおばちゃん風のコメントでにぎやかした。

電撃入籍だっただけに、準備時間が足りず、トーク勝負になった両番組。宮根誠司vs吉本&鬼嫁の勝負は、どちらも不発で痛み分けといったところか。

●「聖子の再々婚、お相手の准教授とは?」【スッキリ】

前日午後の電撃結婚から半日、相手男性の特定がはじまった。芸能リポーターの井上公造によると、「慶応大学病院の准教授でインプラントの達人」、なるほど。「関係者は、男前で仕事もできる彼なら聖子さんとの結婚もあり得ると言っていた」、スゴイ人なのか。「神田正輝さんと2番目のご主人を足して2で割ったタイプ」、このたとえは悪意込めすぎだ。

写真を見た石田エレーヌも、「ステキすぎてビックリ。キュンキュンしちゃいます」と絶賛していたが、おおたわ史絵は「それより、3回という“結婚力"がスゴイ。世の中の未婚女性は見習った方がいい」となぜか上から目線。

しかし、最もウケたのは、冨永愛に「うらやましいですか? 新しい恋は?」と聞いた女性リポーター。当然、「だからまだ早いでしょ!」と冨永にキレられたが、スタジオはそろってこらえ笑い。これぞプロの仕事だ。

●「上野のパンダに異変。待望のベビー誕生!?」【とくダネ】

コーナーは、「パンダ大きいよ」と話す見物客の声を流し、妊娠を思わせる演出からスタート。上野動物園のパンダ・シンシン6歳の食欲がなくなり、妊娠の兆候があるというが、「この前フリは怪しいな」と思っていたらやっぱり……ホルモン検査では妊娠は認められず、「ちょっとした夏バテなのかも」というオチだった。

「とくダネが取材に行ったら竹を食べはじめたみたいですね」と苦しい言い訳をさせられる田中大貴。パンダの赤ちゃんは、手のひらサイズでお腹がふくらまないから、わかりにくいのは仕方ないが、ここまで内容がないのなら、わざわざ取り上げるネタではないはず。この惨状に腰を上げたのは小倉智昭。「僕はシンシンが体調悪いと聞いて、“心神耗弱だろ?"と思った」とオヤジギャグで強引に締めた。これぞ、“朝の顔"の実力。

●「聖子続報! ジャーナリスト生命を賭けた井上公造の成果とは?」【スッキリ】

ヒット曲メドレーが終わると、芸能ジャーナリストの井上公造が登場。実は前日の放送でテリー伊藤から、「(今日は全然ダメだったから)明日はちゃんと情報集めておいて」と猛プレッシャーをかけられていたのだ。さっそく加藤浩次から、「ジャーナリスト生命が賭かっていますよ」とイジられた井上は、「(夫の留学先である)ドイツに国際電話しちゃいましたよ。ものすごい電話代でした」と努力をアピール。

しかし、肝心の情報は、「夫は目立たない、飲み会に顔を出さないタイプ」「友人が『芸能人に興味があるなんて聞いたことがない。1人の女性として好きになったのでは』と言っていた」というショボさ。当然テリーは「またやるんでもっといい情報集めといて」と再度プレッシャーをかけていた。もういい、結果は見えている。

その後、番組は意外な方向へ。はるな愛が「今日の衣装は聖子ちゃんをイメージしてみました。お祝いの1曲いいですか?」と前に出て『輝いた季節へ旅立とう』を歌い出した。でもやっぱり口パク。さらに、はるなは「小学生のとき聖子ちゃんになりきって、毎週テリーさんの番組に出ていた」と話しはじめた。すかさずテリーが、「当時から顔がデカかったけどね」とツッコんで、これがオチに。

●「T-BOLAN、13年ぶり再結成のキッカケは?」【とくダネ】

解散の理由は、ボーカル・森友嵐士の心因性発声障害。これが完治し、被災者から「復活しないんですか?」と聞かれたため、活動再開を決めたという。

中野美奈子は、「聞くだけでいろいろな思い出がよみがえってきます」と乙女顔になり、田中大貴も「10月にFIELD OF VIEWやDEENと全国ツアーをやるんですよ」と目を輝かせた。そして大御所・小倉智昭は……「彼は本当に苦労したんです。その間に書を覚えて、明日からその個展があるのでぜひ」と全く別の宣伝をしはじめた。「オレは親交が深いんだぜ」と言いたかったのか。

この他、「元モー娘。の高橋愛とあべこうじが同棲」なんて報道もあったが、松田聖子と比べられたらツライ。最近は、聖輝の結婚やビビビ婚ばかり言われるが、もともと『セックス・アンド・ザ・シティ』を上回る奔放さの持ち主だったのだ。今ごろジェフくんやアランくんは何をしているのか……。 それより今回の再々婚で一番オイシイのは、モノマネ歴18年のまねだ聖子だろう。お会いしたことあるけど、似てるというより美人だった。

木村隆志

コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを提供するほか、業界通として『芸能★BANG!』(日テレ系)などに出演。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など
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