試みは面白いとしても、一般的に考えて女体盛りを提供する店がイメージ向上に繋がるとは考えにくい。写真はチャーリー・シーン (C)BANG Media International

俳優のチャーリー・シーンが自身の名前を使用したストリップクラブを訴えようとしていたようだ。

ニューヨーク内にあるチーターズは昨年、女体盛りなどを提供する250ドル(約2万円)の個室にチャーリーの写真を飾り「チャーリー・シーン・ルーム」と名づけていた。それに対しチャーリーは、その部屋が自身の評判を傷つけるとして、弁護士を通じて同店に使用停止を求める警告文書を送付していたという。

同店の親会社社長サム・ザーガは、そのパーティー好きな私生活で知られるチャーリーからこうした反応が返ってきたことについて驚いているとニューヨーク・ポスト紙に明かしている。「一部屋にチャーリーの名前をつけたら面白いと思ったんですよ。弊社のエンターテイナーの体の上に置かれたセロファンから寿司を食べられる部屋で、麻薬をやる部屋などではありませんよ」

そして、実際にチャーリー側から文書による抗議を受け、もし応じない場合は数百万ドルで訴訟を起こすことを告げられたとサムは続けた。「チャーリーの弁護士から、その使用法が彼の評判に有害だとして、使用停止を求める文書を受け取ったんです。そこには、もし使用を続けた場合、数百万ドルで訴えると書かれていました。どうやったら寿司がチャーリー・シーンの名前を傷つけるというんでしょう? むしろ我々は、食事のためのその部屋が彼のイメージを修復し、向上する助けになるものと思っていました。御礼を言われたいくらいですよ!」

同社は現在、チャーリーからの要請を聞き入れ、その部屋からチャーリーの写真を葬り去る"儀式"を行ったという。「その部屋からチャーリーの名前を取り除きましたよ。特に我々にとって有益なことではなかったですからね。チャーリー・シーンが捨てられた、ということで彼の写真をゴミ箱に捨てる小さな儀式をしました」

チャーリーの弁護士も、同クラブに対してチャーリーが法的手段を取ろうとしたことを認めている。「我々は使用停止を求める文書を送付し、相手も受け入れました。今回の件は評判という話ではありません。許可なく有名人の名前を使用して、事業を宣伝することは許されません。チャーリーの名前を使用する権利は持っていないのです」

(BANG Media International)

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