総合医療メディアのQLife(キューライフ)は10日、同社が運営する薬剤検索サイト「QLifeお薬検索」で、2011年に薬を調べるユーザーが検索時に最も多く利用したキーワードの集計結果を発表した。「QLifeお薬検索」は、発表の時点で242メーカー、1万7,786種の薬剤を掲載し、月間150万人が利用している。

2011年の検索ランキング推移

2011年の検索ランキング推移を見ると、12カ月中の10カ月において「皮膚」「高血圧」が1位と2位を独占した結果となっている。同社では、皮膚疾患や高血圧が「慢性疾患」が多くなりながらも、その治療効果をなかなかはっきりと自覚しづらく、患者が能動的に"よりよい治療ができるところ"を探した結果と推察している。

個別の医薬品名では「ロキソニン」が最も多く検索されている。同医薬品は処方されるシーンが多岐にわたるうえに、2011年初頭にOTC医薬品「ロキソニンS」が発売されたことも検索数を増加するきっかけになったと分析している。