十和田電鉄観光社は10日、「ありがとう89年!! 十和田観光電鉄線堪能ツアー」を企画し、募集を開始した。東京発のツアー日程は今月26~27日で、十和田市発の場合は日帰り(27日のみ)となる。

車両撮影会が行われる七百駅

十和田観光電鉄線は青森県の三沢駅から十和田市駅を結ぶ14.7kmの路線。今年で開業89年を迎えたが、2012年3月末で鉄道事業からの撤退を表明している。

今回のツアーでは、同線の七百(しちひゃく)駅構内にて、ツアー参加者限定の車両撮影会を実施。動態保存されている十鉄オリジナルの車両・モハ3401(1955年製)や、かつて東急電鉄で活躍したモハ3603(1942年製)、凸型電気機関車のED301、ED402を撮影できる。これらの車両については本誌レポートも参照。

また、モハ3401とモハ3603による貸切列車に乗車するコースや、十鉄社員がおすすめする撮影ポイントで、貸切列車や定期列車を撮影できるコースも用意しているとのこと。

「ありがとう89年!! 十和田観光電鉄線堪能ツアー」の旅行代金は、東京発が1泊2日で1万8,900円、十和田市発が8,900円。最少催行人員は20名、定員は40名となっている。