10月3日よりスタートするNHK次期連続テレビ小説『カーネーション』(NHK総合ほか)の収録が6日、NHK大阪放送局で行われ、ヒロイン・小原糸子を演じる尾野真知子と、夫の川本勝役に決定した俳優・ミュージシャンで落語家・笑福亭鶴瓶の長男・駿河太郎が会見を行った。

左から、駿河太郎、尾野真千子 拡大画像を見る

この日、収録が行われたのは糸子と勝の結婚式のシーン(第8週、11月下旬放送予定)。勝は糸子が勤める紳士服店の同僚で、細かいことにこだわらず、いつも笑顔を絶やさない優しい性格の男性。糸子に惚れ抜き、小原家に婿入りすることになる。

オーディションで勝役を射止めた駿河は「この時代(戦前)の男性には珍しい、ハイカラでやさしい人。台本を読ませてもらったときから『ええ人やな』と感じていて、ぜひこの役をやりたいと思っていました」と役柄に惚れ込んでいるよう。「オーディションから1カ月ぐらい待たされた結果、マネジャーから『決まったよ』と連絡を受けて、渋谷の交差点で『よっしゃー!』と叫ぶぐらいうれしかったです。大抜擢です! ありがとうございます」と笑顔で喜びを語っていた。

父・鶴瓶には「普段は何か役が決まっても、あまり報告しない」という駿河。だが、「朝ドラはおばあちゃんが喜んでくれる作品ということで僕もうれしくて、たまたま父に会うことがあったので『決まったよ』と伝えた」という。駿河は「初めてに近いぐらい2人で酒を飲みに行きましたね。それぐらい喜んでくれた。『(朝ドラ出演は)スゴイことやぞ。あとはお前次第や。勝手にやってくれ』と言われました」と鶴瓶らしい激励を受けたことを明かしていた。

駿河はNHK大河ドラマ『龍馬伝』などに出演。朝ドラは初挑戦となる

白無垢姿の尾野は「重いし歩きにくいし、花嫁になるのも大変(笑)」と

会見は夫婦が営むことになる洋装店のセットの前で行われた

一方、尾野は夫となる勝について「小原家に婿養子に来てくれるというので結婚を決めさせていただきました。笑顔がステキで…それだけなんですよね(笑)」と男勝りな糸子になりきってコメント。駿河については「初対面のときからお互いに『おい』って挨拶するぐらい、初めて会った気がしない。駿河さんというより、旦那さんの勝さんだとすぐに思えました」と。駿河も「尾野さんはそこに糸子としていつもいてくれるので、僕もすごく楽に勝を演じられています」と話し、相思相愛の"円満夫婦"ぶりをアピールしていた。