10月1日公開の映画『はやぶさ/HAYABUSA』(堤幸彦監督)の完成披露試写会が5日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われ、竹内結子、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、山本耕史、鶴見辰吾、堤幸彦監督らが出席した。

映画『はやぶさ/HAYABUSA』の完成披露試写会に出席した竹内結子(右)と西田敏行 拡大画像を見る

この日は、主演の竹内結子ら主要キャストをはじめ、西田敏行が演じた宇宙科学研究所の対外協力室室長、的場泰弘のモデルでもあるJAXAの的川泰宣名誉教授らJAXAのスタッフも登壇した。

主演の竹内は「この作品はご覧になった皆さんがはやぶさが辿った7年間の道のりを一緒に体感して頂ける作品となっていると思います」とあいさつ。一方の西田は「ちょっと元気を失った日本に、元気を与える素晴らしい作品。はやぶさの帰還は快挙でしたが、その陰には後ろに控えていらっしゃる先生方の大変なる努力があったことを知っていただけると思います」とJAXAのスタッフを賞賛した。

本作は、『はやぶさ』の帰還だけでなく、諦めずに続けることの大切さも描いている。MCからの「諦めずに続けたことは?」という質問に竹内は「家のベランダにレモンの木がありまして、『来年は実がつかない』と言われましたが、水を与えたり毎日言葉を掛けたら毎年実をつけてくれました。続けて来たことで、思いが伝わったな~と思いましたね」と笑顔だった。

前列左から高嶋政宏、西田敏行、竹内結子、堤幸彦監督、佐野史郎 後列左から齊藤潤理学博士(東海大学)、的川泰宣名誉教授(JAXA)、山本耕史、鶴見辰吾、川口淳一郎教授(JAXA)、國中均教授(JAXA)

宇宙科学研究所(現JAXA)のスタッフである恵(竹内結子)を主人公に、『はやぶさ』の7年間にわたる挑戦と苦悩の日々を、真実に基づいて描く。

映画『はやぶさ/HAYABUSA』は、10月1日より全国公開。