美しい海と自然、おいしい食べ物が楽しめる島、米領グアム。成田から約3時間で行くことができ、子供連れのファミリーでも行きやすい海外リゾートだ。ここからは、グアムの一般的な観光地から少しマニアックな場所まで、オススメのスポットを紹介する。今夏の旅行先に、と考えている人はもちろん、節電の影響等で長期休暇が取れたものの予定が決まっていないという人にも読んでいただきたい。

美しい海と自然、おいしい食べ物が楽しめる島、米領グアム

地元の雰囲気を知るには絶好のナイト・マーケット

まずオススメなのが、グアム島に元々住んでいた東南アジア系の民族・チャモロ人の文化である「チャモロ文化」をテーマにした「チャモロ・ビレッジ」でのナイト・マーケット。毎週水曜夜に行われており、島中の人が来るのではないかと思われるほどの人でにぎわう。地元の雰囲気が楽しめるよいスポットだ。マーケットには屋台が立ち並び、フード類や民芸品なども販売している。

「チャモロ・ビレッジ」ナイト・マーケットでは、マスクをした従業員が、たくさんの煙を出しながら鶏や豚のバーベキューを作っていた

人種も、地元のチャモロ系の人、白人、日本人と入り乱れ、とにかく、人、人、人

フードの屋台をのぞくと、煙を黙々と出しながら鶏やポークを焼いており、さすが地元のマーケット、タピオカとココナッツでつくったちまきのような「アピギギ(Apigigi)」($2)、「アイスマンゴー」($3)など、南国ムード漂うスイーツもズラリ。特大の「パロット・フィッシュ(Parrot Fish、ブダイ)」の弁当($14)もあり、雰囲気は日本の縁日と似ていながら、やはり売っているものは独特のものがある。

特大の「パロット・フィッシュ(Parrot Fish、ブダイ)」の弁当($14)

マーケットの奥には屋根付きの広場があり、生演奏に合わせて踊る地元の人々の姿が。もちろん、こちらに飛び入り参加もOK。ふと気づいたのは、見ている人も参加している人も、それほどお酒を飲んでいる様子がなかったこと。地元の"健全な社交場"が、「チャモロ・ビレッジ」でのナイト・マーケットなのだ。

マーケットの奥には、屋根付きの広場があり、生演奏に合わせた踊りが楽しめ、地元の人々の"社交場"となっている

マンゴー農園で栽培の様子を観察

南国といえばやはり食べておきたいトロピカルフルーツ。その代表格ともいえるマンゴーが、グアムでは栽培風景も見学できる。今回紹介する「タロフォフォ・マンゴー・ファーム」は、約1エーカーの土地でグアム特有のマンゴー「カラバオマンゴー」を始め、「エドワードマンゴー」「タイマンゴー」「スミスマンゴー」「カンボジアマンゴー」「パパイヤマンゴー」など、7種類のマンゴーを栽培。収穫時期に訪れれば、27本の木にたわわに実っていることを見ることができる。入園料は無料。

「タロフォフォ・マンゴー・ファーム」でたわわに実るマンゴー

マンゴーを小さく切って冷たくしたものもふるまわれた

マンゴーの苗を作るための接木の作業を見ることもできた