グアムの「古代チャモロ文化」の実際を体験
最後はまだ誰も訪れたことのない観光スポットを紹介しよう。6月27日にオープン予定の「グアム カルチャー&エコパーク」だ。同施設の特徴は、グアムの現地文化である「チャモロ文化」の生活をそのまま再現して、見せる点にある。自然の中を歩くことができる「ネイチャーウォーキング」、チャモロの村を再現した「古代チャモロ・ビレッジ」、動物と触れ合える「アニマル・ゾーン」などから成り、食事やトロピカルカクテルが楽しめるオーシャンフロントの「ビーチバー」もある。
取材時はまだ建設中だったが、「古代チャモロ・ビレッジ」には「グマ」といわれる古代チャモロの家がすでに6つ建設されていた。残り3つがビーチに、さらに2つが建設される予定という。実は「グマ」が再現されるのは、マゼランが来航してグアムがスペイン領になって以来、その後の米領時代も含めて初めてという。これは必見といえよう。また、グアムの自然の中を歩くことのできるトレッキングなども体験することで、まるで自分が古チャモロ時代にタイムスリップしたような感覚になることだろう。
グアムの宿泊は、ホテルからバケーションレンタルまで
さて、今回筆者が宿泊したのは、ホテル「アウトリガー・グアム・リゾート」である。同ホテルはグアム島北西部のタモン湾に面し、ビーチアクティビティはもちろんのこと、ショッピングにも便利な絶好のロケーションにある。客室数600の大規模ホテルだ。
「オーシャンフロント」ルームは、その名のとおり海が真正面でまさに絶景。41㎡~43㎡の広さ。その他の部屋は、5階~12階が「オーシャンビュー」、13階~19階が「オーシャンビュー・デラックス」となっており、階によって見える海の見え方が異なってくる。客室には「マンダラスパ」のアメニティーが。これも女性にとっては特にポイントが高いだろう。気になる宿泊料金だが、「オーシャンビュー」が$315~、「オーシャンビュー・デラックス」が$340~、「オーシャンフロント」は$390~、などとなっている。
また、この夏長期休暇がとれ、ロングステイを考えている人には、キッチンを備えたコンドミニアムもいいだろう。レオパレスリゾート・グアムや ピア・リゾート・ホテル・アンド・コンドミニアムなどがある。その他、バケーションレンタルを利用するなど、スタイルにあったステイ方法を見つけてもらいたい。季節や広さによって価格が変動するため、価格は、それぞれのホテルのHPなど確認できる。
グアムは全くの初めてという筆者だったが、南国特有の日差しと、美しい海、そしてチャモロ系の人たちを中心とする地元の方々の熱いホスピタリティに触れて、すっかり「グアムファン」になった。元々果物が大好きということもあり、マンゴー農園やフルーツワールドにも大満足。夜は夜で気軽に飲めるバーも数多くあり、1カ月いたとしても、全く飽きさせない観光地だと実感することができた。