――そのあたりにも期待しておきたいところですが、「Light In a Small Prism」というアルバムのタイトルを最初に聞いたときの感想はいかがでしたか?

阿澄「LISP……と思いました(笑)」

「L、I、S、Pだって(笑)」

片岡「ちょっと語弊があるかもしれませんが、ちゃんとしたタイトルになったなって思いました(笑)。LISPってゆるっとしたイメージがあったので……」

1stアルバム「Light In a Small Prism」のジャケットイメージ。こちらはCD盤

――「はじまりすぷ」みたいな感じですね

片岡「そうなんですよ。ラジオも『おしゃべりすぷ』ですし、今度のライブも『おまつりすぷ』ですし、何かLISPってやわらかい、平仮名っぽいイメージがあるのですが、今回のアルバムはすごくちゃんとしたタイトルが来た! って思いました」

「ちょっとキラキラしている感じがありつつ、"Small"というあたりが特にLISPらしいなって思いました。私たち輝いています! っていうのではなくて、この小さい光を育てていきますよっていう、未来志向というほどではないですけど、なにかそのあたりが、すごくLISPらしいなって」

――今少しお話にも出ましたが、夏にはLISPのワンマンライブも開催されます

阿澄「ワンマンライブということは、LISPがずっとステージにいるんだなって……。当たり前のことなんですけど、実際どうなるんだろうって、まだまだ現実味を帯びていない感じですね」

片岡「すごく単純なことを言えば、体力は大丈夫かなっていう心配があります。今から鍛えなきゃなって(笑)」

「以前から、LISPとしてやっていきたいことを聞かれたとき、これまた何のビジョンもないままに、『曲をいっぱい増やして、ライブとかやれたらいいです』みたいに言っていたのですが、それがついに実現するということで、これはしっかりやらなきゃなって思っています」

――これまでもさまざまなイベントやライブにも出演なさっていますが、やはりワンマンライブとなると違いますか?

片岡「イベントは対話みたいな感じがするのですが、ワンマンライブとなると、その場の空気をLISPが引っ張っていかなければいけないんじゃないかなって思います。ぼんやりとですけど」

阿澄「イベントだと、トークパートで私たちはまったりとしちゃうんですけど、ライブだと、もちろんMCパートもありますが、何か本当にずっとクライマックスみたいなイメージがあるんですよ。体力もそうですが、やはり歌の力がメインになってくるので、頑張らなきゃなって思います」

「今までやってきたLISPのイベントは、お客さんがファンクラブの会員の方だけだったのですが、ライブとなるとそれ以外の方もいらっしゃいますし、もしかしたらLISPについてあまり知らないけど来てみたという方もいらっしゃるかもしれないので、新たなお披露目の場にもなるのかなって思います」

(次ページへ続く)