日本コロムビアは、1981年12月以来リリースを続けている「コロちゃんパック」シリーズをリニューアルした。「コロちゃんパック」はキッズ向けキャラクターや童謡などの絵本+カセット(現在はCD)というパッケージにより、広く認知されているコロムビアを代表する商品となっている。

「コロちゃんパック」がリニューアルして登場

この商品をコロムビアがキッズマーケットに戦略的に投入する商材として子どもとって魅力的なパッケージ形態や子どもの目線に商品がならぶ店頭専用什器の制作など検討を重ね、1年近い準備期間を経て発売したのが1981年。家庭用VTRがあまり普及していなかった当時、ビジュアル(絵本)と音楽(カセット)という組み合わせは斬新で、見事に市場に受け入れられ、ヒット作品が多数生まれた。絵本を紙芝居やとび出す絵本にしたもの、カセットが2本になっているものなど派生商品も歴史の中で誕生したり、リニューアルを繰り返したりしながら、コロムビアの定番商品として、またほぼコロムビア・オンリーの商材として、現在に至るまで確実な売上を作り続けており、誕生から今年で30年、そのタイトル数は1,500以上、累計売上枚数は実に約1,000万を数え、隠れたヒット商品となっている。

そんな「コロちゃんパック」が2003年以来のリニューアル。これまでは購入して開封すると、絵本とCD(カセット)が切り離され、また対象が低年齢ということもあり、絵本とCDを同一場所に保存することが困難だったが、今回専用ケースが開発され、開封後もほかのCDやDVDと同様、絵本とCDを同時収納できるようになった。

リニューアル第1弾として4月6日にリリースされたラインナップ。左から「海賊戦隊ゴーカイジャー&スーパー戦隊」「ドラえもん★ベスト・アルバム」「どうよう」。価格は各1,575円となっている

(C)2011石森プロ・テレビ朝日・東映AG・東映
(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK