2011年3月12日に創刊されたコミック誌「月刊コミック アース・スター」(アース・スター エンターテイメント刊)で話題を呼んだスペシャル付録CD。人気声優9名が参加する豪華な付録CDとして注目を集めたが、今回は4月12日に発売される5月号の付録CD第2弾より、「ミニドラマ『東京自転車少女。』」に出演する竹達彩奈と寿美菜子、そして新キャラクター・川越彩果を演じる戸松遥が収録後に語ったメッセージを紹介しよう (※第1弾の模様についてはこちら)。

前号に引き続き、『東京自転車少女。』のミニドラマが登場

竹達彩奈、寿美菜子、戸松遥が語る「ミニドラマ『東京自転車少女。』」

(写真左より)寿美菜子、竹達彩奈、戸松遥

「月刊コミック アース・スター」の創刊号より連載開始となったわだぺん。氏が描く『東京自転車少女。』。創刊号の付録CDに収録されたエピソードは第1.5話だったが、5月号は第2.5話にあたるオリジナルストーリーが展開される。「ミニドラマ『東京自転車少女。』」では、前回に引き続き、主人公・島野いるか役を竹達彩奈、加藤さん役を寿美菜子が担当。そこに新キャラクターとして戸松遥が演じる小粋な江戸っ子・川越彩果が登場することで、どのようなストーリーが繰り広げられるのか?

――まずは収録を終えての感想をお願いします

竹達彩奈「前回に引き続きいるかちゃんを演じさせていただいたのですが、相変わらずのいるかちゃんで、とても癒されながら収録させていただきました。今回は新キャラクターの彩果ちゃんも一緒だったということで、どんどん仲間が増えていく姿を見ることができました。前回の2人という収録も珍しくて楽しかったのですが、やはり人が増えるととても楽しいなと思いながらやらせていただきました」

寿美菜子「今回は人も増え、作品の中のキャラクターも増え、すごく賑やかになり、聴いていてもより勢いがあって、楽しい感じが出ているのではないかと思います」

戸松遥「今回初めて参加させていただいたのですが、すごくテンポよくお話が進んで、本当にこの1本のドラマCDがあっという間に終わってしまったように感じるぐらいでした。充実した内容と、そしてテンポのいいセリフまわしで、すごく楽しい1本になったのではないかと思っています。参加できて本当によかったです」

――ご自身が演じたキャラクターの印象を教えてください

竹達「いるかちゃんは本当に前回と変わらず、とてもマイペースで明るく、ムードメーカーのような女の子だと思いました。本当にどんどんと友達を増やしていく力がある子で、加藤さんや彩果ちゃんは、正反対といってもいいぐらい違う性格をしているのに、なんでこんなにすぐ仲良くなれるんだろうって、本当にすごく不思議な魅力を感じる女の子だという風に感じました」

寿「加藤さんは、外見のクールな印象もあったのですが、今回の収録を通して感じたのは、自分のペースを作っているんだけれど、やはりいるかちゃんに全部持っていかれるといいますか、いるかちゃんにいい意味で巻き込まれながらストーリーが進んでいくところに、加藤さんの人間らしいところがちょっと見えるなと思いました。あと、今回のエピソードで、加藤さんは自転車だけでなく、洋書を読んだり、紅茶にも詳しかったりと、本当に物知りなんだなって知りました」

戸松「彩果ちゃんは小粋な江戸っ子ということもあり、すごく個性的な女の子です。制服に下駄を履いたりする、すごくワールドのある子で、喋り方もチャキチャキっとした感じがして、本当にお友だちにいたらなって思いました。今回、もんじゃ焼きをいるかちゃんと一緒に食べるというお話だったのですが、こんな子と一緒にもんじゃ焼きに行ったらすごく楽しいんだろうなって思いながら演じさせていただきました。」

――主人公の島野いるかのように、皆さんも東京独自の文化や食べ物で驚いたことはありますか?

竹達「私は埼玉の人間なので、食べ物のちがいというのは全然ないですね。ただ、埼玉でもすごく田舎のほうに住んでいると自分でも思っているのですが、初めて東京に出てきたときは、建物の高さにものすごくビックリしました。あと、車がたくさん走っていて、道路もすごく広くって、なんだこの交通量は? って思い、東京は怖いところだなって思ったのが第一印象ですね(笑)。地元にいるときは空がすごく広くて、夜になると星がすごく綺麗に見えたのに、東京は星が見えないので残念だなと思うのですが、逆に都会の東京では、夜になるとビルの明かりなどがロマンチックで、綺麗で、すごく魅力的だなって思いました」

寿「私は関西出身で、粉モノはけっこうあったので、もんじゃとは本当に無縁の生活でした。なので、初めてもんじゃを食べたときはあの"はがし"がうまく使えなくて、すごく苦戦しました。もうひとつ食べ物でいうと、私はすごく麺が好きで、ラーメンとかもけっこう食べるのですが、東京に来て、初めてつけ麺という食べ物に出会いました」

戸松「私は愛知県出身なのですが、東京のうなぎは蒸して食べるのに、名古屋のうなぎは焼いて食べるんですよ。ちょっとした違いなのですが、初めて東京でうな重を食べたとき、何かちがうなと思ったのが、実はその蒸すか焼くかの違いということに気づいて、ちょっと驚きました。東京は蒸して食べるので、うなぎがフカフカしていてビックリしました」

――『東京自転車少女。』ということで、自転車にまつわるエピソードや思い出がありましたら教えてください

竹達「自転車には苦い思い出しかなくてですね、自転車に乗ると必ずこけるというジンクスがありまして……。こけるというかぶつかるというか、小さい頃からよく電柱にぶつかっていました。壁とか周りをよく見ていない子どもだったので、自転車がどんどんボロボロになって大破したことがあるので、それはちょっとダメな子だったなと反省しています」

寿「地元の神戸はすごく坂が多かったので、自転車にほとんど乗らなかったので、東京で乗ることを思うだけで、人と人との間をどうやって通り抜けるんだろうって考えてしまいます。自転車体験談はこれから作られると思います(笑)」

戸松「高校3年生ぐらいのとき、乗っていた自転車が盗難されたことがあって、あきらめていたのですが、去年ぐらいに見つかったんですよ。まさか3年ぐらい経って盗まれた自転車が見つかるという、ちょっとビックリしたことが起きまして。私はあきらめていたので、破棄するでも、引き取るでもどっちでもよかったんですけど、うちの父親が"奇跡だ"ってものすごく喜んじゃって、今では家にオブジェとして飾られています(笑)」

――それでは最後にファンの方へのメッセージをお願いします

竹達「前回に引き続いて、またいるかちゃんを演じることができてとてもうれしかったです。本誌を読んだあと、ちょこっとお時間のあるときにでも、聴いて楽しんでいただければと思います。オリジナルストーリーということなので、マンガとはまた違った楽しみ方ができると思いますので、ぜひ聴いてください」

寿「前回に引き続き、今回も加藤さんを演じられてすごくうれしいです。前回の2人での収録は新鮮だったし、ずっと2人の空間で話を追えるので、流れに沿って楽しむことができたと思うのですが、今回は1人増えたので、いろいろな展開が含まれていて、いろいろな目線から楽しむことができると思います。今後の展開もお楽しみに、そして原作も読んでください」

戸松「今回初めて登場しましたが、本当に演じていて、とてもとても楽しかったので、その楽しかったよっていう気持ちや世界観がぜひ聴いている皆様にも伝わったらいいなという思いを込めて、演じさせていただきました。原作を読んで、すごく素敵だなって思われている方もいっぱいいらっしゃると思いますので、このドラマCDを聴いて、よりその世界観が広がればいいなと思います。いつか、動くことを期待しています!」

――ありがとうございました

「月刊コミック アース・スター5月号」は2011年4月12日の発売で、価格は500円。第1弾CD付きの4月号は好評発売中。