千原ジュニアとケンドーコバヤシによる番組『にけつッ!!』(読売テレビ・日本テレビ系)のトークから発展してうまれた「千原ジュニアのお犬様Tシャツ」が、10月13日(水)から全国のドン・キホーテで発売される。「なでるな危険」「猫舌やねん…。」と、人を食った5種類のフレーズはどれも千原ジュニアのアイデアによるもの。そこで、発案者である彼を直撃した。

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――そもそも、この「お犬様Tシャツ」が生まれたきっかけを教えて下さい。

千原 : 「ある日突然、便所で思いついたんです。たまに面白Tシャツ着てる人、いるじゃないですか。なかなか寒いことになってますけど(笑)。で、そういえば犬でそういうグッズって無いなぁって。人と違って犬だとそんなにスベった感も出ないし、『かわいい』ってなるんちゃうかなと」

――それを番組で言ったら、思わぬ反響があったわけですね。

千原 : 「おかげさまで20社くらいからオファーを頂いて、その中からドン・キホーテさんを選ばせていただきました。フレーズについてはアイデアが浮かびすぎて途中で止めたんですけど、第1弾なので、あまり飛ばしすぎたものは採用しませんでした。他にも『飼い犬は飼い主を選べない』とか『脱がせて』とか、ストックはたくさんあるんですよ。これが好評ならそれらが日の目を見るので、ぜひとも売れてほしいですね。犬を飼っている人はもちろん、飼っていない人にもプレゼントとして使えるし、特に狙っているホステスがいる男性なんかには多少、お力になれるのでは(笑)。僕自身も小さい頃、実家で柴犬を飼っていたし、いつか飼ってみたいとは思ってます」

――ジュニアさんにとって「にけつッ!!」という番組はどういう位置を占めていますか?

千原 : 「一番、手ぶらで取り組める番組であり、だからこそ怖くて、だからこそ楽しいというか。犬のTシャツの話も、そもそも話そうと思ってなかったですし。いつの間にかコバがしゃべり出すというのが決まりになってますが、そこからどう転がっていくかが面白さでもあるかなと。コバとはもう20年近いつき合いだし、彼はアベレージが高くてブレないところが芸人として優秀ですよね。トーク番組なので、それこそ40歳とか50歳まで続いたらいいですね」

――フリートークというと、普通の人にはなかなか難しいイメージがありますが、何かコツみたいなものはあるんですか?

千原 : 「たとえば昨日ラーメン屋に行った時、隣におったおっさんが面白かった、という話をするとしたら、自分が見た映像を話を聞く相手に思い浮かばせられるか、ということです。そのセリフは誰のセリフなのか、そこに何人おるのか、そういったところが見えてこそ話が面白くなってくるわけで」

――日常の出来事をどう詳細に伝えるかがポイントであると。

千原 : 「でも、なにも自分だけ特別なわけではなく、みなさんの周りでもけっこういろいろな事って起きているんですよ。たとえば芸人5人で旅行に出かけたとして、帰ってきてみんなで話をしたら、それぞれが異なる話をする。その中で面白いエピソードをしっかり逃していないヤツもいれば、逃しているヤツもいる。ですから、どれだけ数多く拾えるか、そこらへんもコツといえばコツでしょうね」……続きを読む