オーストラリア政府観光局(TA)は9月15日より、新たに「私のイチオシ」キャンペーンを実施する。21日に都内にて開催された同キャンペーンの発表会では、オーストラリア・シドニーより来日したアンドリュー・マカボイ局長やオーストラリア好きで知られる柴俊夫さん、前田典子さん、安田美沙子さんもゲストとして登場した。

TAのアンドリュー・マカボイ局長(左)は「旅をすることは自国とは異なった経験をすること。オーストラリアでは日本とは全くことなる体験ができる」と胸をはる

今回のキャンペーンは、約30カ国で展開されるもの。日本では「こんな体験したことある? オーストラリア」というキャッチフレーズのもと、オーストラリア人や日本人から募ったクチコミ情報と写真を観光PRコンテンツとして活用。オーストラリアで楽しめるイチオシの情報を発信する。

「2009年はインフルエンザの影響で日本からの渡豪者が前年比20%減の35万人。今年は順調に回復しており、40万人を目指したい」とマカボイ局長

マカボイ局長は、「消費者が消費者を信じる時代になったことで、その声が購買を判断する大きな要素となっている」とクチコミの影響力を語り、実際にオーストラリアで体験した"オススメ"を紹介する「私のイチオシ」キャンペーンに大きな期待を寄せた。

また、このキャンペーンは、オーストラリア本国では、「There's Nothing Like Australia」という名称で、2010年4月15日から5月12日にかけて展開。キャンペーンサイト上で、自分が勧めたいオーストラリアの体験の写真と文章を募集したところ、約3万件ものクチコミ情報が集まったという。この「オージーイチオシ体験」の中から日本人向けに厳選した192のクチコミはTA公式ウェブサイト上で紹介される詳細情報から、現地ツアー会社などにリンクしており、同じ体験をしたいと思ったユーザーが手軽に旅程を組めるようになっている。

さらに、気に入った写真に投票すると、毎週10名計80名にオーストラリアにちなんだプレゼントが当たる抽選も行われる。

各地のマラソン大会に参戦している安田は「今年はメルボルンマラソンにも出たいです」

自然遺産が世界でいちばん多いオーストラリア。撮影で何度も渡豪しているという前田は「雄大な大地が広がっていて、地球の素顔を見せてもらえる場所」

このほか同時に、オーストラリアを訪れたことがある日本人旅行者を対象とした「私の イチオシ」フォトコンテストも実施。写真と「こんな体験したことある?」で始まる体験文を応募すると、8名にオーストラリア各地へのペア航空券と「イチオシ体験クーポン」のセットがプレゼントされる。コンテストの詳細は、8月上旬よりキャンペーンサイトにて確認できる。なお、TAではキャンペーン第二弾を2010年12月に開始予定だ。

"豪"に入っては…?

会場に"オーストラリア好き"芸能人として登場した、安田はメルボルンに留学していた学生時代を振り返り、「空も街も本当にキレイ。オーストラリアは土地が広いけれど、住んでいる人の心も広い」と笑顔。オーストラリアを車で一周したこともあるという柴は、世界有数の透明度を誇るオーストラリアの海の魅力を語り、エコツーリズムをアピールする一方、「旅に出たらどんな片言でもいいから現地の人と友だちになって楽しむこと! "豪"に入っては郷に従え!」とダジャレでまとめていた。