上地雄輔が初主演を務める7月6日スタートの連続ドラマ『逃亡弁護士』(関西テレビ・フジテレビ系 毎週火曜 22:00~)の制作発表会見が23日、東京・渋谷のライブハウス「O- EAST」で行われ、主演の上地、石原さとみ、矢田亜希子、豊原功補、北村一輝が出席した。

左から、矢田亜希子、北村一輝、上地雄輔、石原さとみ、豊原功輔

同作は、冤罪をテーマにした剛英城原案の人気漫画をドラマ化。ある日、突然、強盗殺人、放火、横領の罪を着せられた若手弁護士・成田誠(上地)が、このままでは極刑になってしまうことを悟り、任意の取調べ中に逃亡。自ら真犯人を探すというサスペンスに加え、逃亡先で困っている人たちを法律の知識を駆使し、助けていくというヒューマンな要素も描いていく。

渋谷で逃亡劇を繰り広げる同作にちなんで、渋谷の会場で行われた同会見だが、上地が現れず、出演者一同が"またもや逃亡!?"と声にすると、会場の2階からサプライズで登場。会場に招待された上地のファン100名から大歓声が上がった。

連続ドラマ初主演で、警察に追われながらも人助けをし、自分の信じる正義を貫く弁護士という難役に挑む上地は「頭と体力をすべて使っている作品。素晴らしいキャストやスタッフの皆さんと、一生懸命がんばっています」と笑顔で語った。逃亡役なだけに、過酷なロケが中心の撮影では、パトカーに追われたり、川に飛び込んだりとアクションシーンも満載。下水道を使って逃亡するシーンの撮影では「半端じゃなく臭かった。ナメクジが頭の上にずっとついていたり……」と苦労を明かし、会場からはどよめきも。

そんな体を張って主演に挑む上地の印象について、ヒロイン役の石原は「(逃亡役なので)あまり会ってないんです(笑)。(キャストの)皆さんも会ってないですよね?」と会場を笑わせ、「ひまわりみたいに明るい方。早く真正面でお芝居をしたいですね」とひとりでの撮影が多く寂しいという上地にエールを送り、北村も「想像以上に真面目でびっくりしました。集中力がすごくて、こういう面もあるんだと感心しました」と続けて賞賛。すると、調子づいた上地が「もう一回言って」と北村に笑顔で迫るなど、持ち前の明るさで主演らしくキャストらを盛り上げていた。

平部隆明プロデューサーから、弁護士役に太鼓判を押された上地。「原作の成田は強さが前面に出ていて、スーパーマンや水戸黄門的だけど、(ドラマでは)成田の目線になれるように、弱さや情けなさも出していきたい」

「言葉のセリフが芯をついていて、心に響きます」と語る石原。成田への淡い恋心と父親を殺された憎しみをあわせ持つ複雑な役どころに、「感情の揺れ動きを、ひとつずつ丁寧に描きたいですね」

検察事務官を演じる矢田は「原作にはない役なので、原作ファンの方にも見守っていただきたい。台本を読むたびに、毎回涙が出てきちゃうほど、本当に心温まる作品です」とアピール

ドラマ『逃亡弁護士』は、7月6日より関西テレビ・フジテレビ系で放送スタート。また、今月26日から来月11日まで、渋谷でポスタージャックを開催。街中に貼られた同ドラマのポスター150枚の中から、QRコードのついたものを探し、携帯でアクセスすると、ドラマオリジナルグッズが当たる。