日本私立歯科大学協会は3日、歯の衛生週間(6月4日~10日)を前に「歯科診療」及び「歯科医師」に関する意識調査の結果を公表した。同調査は5月21日~24日、10~70 代の幅広い世代の男女1,000名を対象に実施された。

日頃、どのようなオーラルケア(口腔の管理)をしているか聞くと、97%の人が「歯磨き」と答えた。次いで「歯間ブラシを使用」(33%)、「舌の掃除」(28%)と続き、「歯磨き」が欠かせない一方で、それ以外のオーラルケアも取り入れられている実態が分かった。

さらに、「歯並び」、「口臭」をはじめとした、他人の「オーラルケア」が気になるかを聞くと、7 割が「気になる」と回答。具体的には、「口臭」(81%)、「歯の黄ばみ」(54%)、「歯並び」(45%)の順だった。

一方で、自身の「オーラルケア」に関する悩みとしては「口臭」(48%)が最も多く、「歯垢・歯石」(46%)、「虫歯」(45%)、「歯の黄ばみ」(41%)と続いた。自分のオーラルケアに関しても、約4 割が、特に20、30 代女性では6 割以上が「歯の黄ばみ」に悩んでいるという。

「歯科医院に通う目的」でも、「歯のクリーニング」、「ホワイトニング」合計で36%で、3 人に1 人が答えていることからも、その関心度の高さがうかがえる。

また、「『口腔の健康』を一生保つために、いくらまでお金をかけても良いと思うか」を聞いたところ、平均で613,245 円という結果に。中には、20,000,000 円と答えた人もいた。