FXオンラインジャパン アナリストチームが最新のデイリーレポートをお届けする。週末の米雇用統計が意識されていることもあり、本日も経済指標の結果や要人の発言以外では積極的にポジションテイクをする動きは控えられ、調整に終始した動きになる公算が大きい。

USD/JPY 日足

直近の動向を見ると、1.35台でユーロショートカバーも徐々に勢いを失いつつある中、昨日は米経済指標が市場予想を下回ったことによるリスク回避の円買いが見られた。

しかし本日のアジアンタイムでは、レンジ相場ムードが強まっており、円が買われるムードは感じられない。

また指標関連では、朝方発表された日銀短観は予想通りの結果であったため、為替市場での反応は薄。

海外タイムでは17:30の製造業PMI(英国)、21:30週間新規失業保険申請件数(米国)、23:00 ISM製造業景況指数(米国)と注目指標の発表が多いため、本格的に動き出すとしたら欧州タイム以降だろう。

上記の状況を踏まえテクニカルで見ると、目先、94円を抜けきらずダブルトップを形成するか、94円のラインを一気に抜けるかが焦点。

今年最高値が93.77、直近高値は93.63とやはり94円のラインが意識され、抑えられている状況は変わらず。

しかし、94円前半にストップがあるので、ストップハンターがイースター前に無理やりつけに行けば、一気に95円も視野に入る可能性が出てくる。

一方、下は92円前半にストップロスが見られる。92円を割れてしまうと再び91円が意識される展開となろう。

91円がレジスタンスからサポートへ転換しなければ、90-92円レンジ内での値動きになるのではないか。

USD/JPY RSI 日足

いつものように、RSIでトレンドを見ると、現在73近辺となっている。

本日と明日の指標の結果次第ではあるが、現状バイアスはショート寄り。