女優の松山メアリ、桜庭ななみらによるガールズユニット「bump・y(バンピー)」の第1回公演『まっぴるまのエレベーター!』が、16日に東京・青山円形劇場で上演された。

舞台『まっぴるまのエレベーター!』に出演した桜庭ななみ

同ユニットは昨年10月より配信されたTBSのインターネットドラマ『bump・y』から誕生した。6人での初舞台となる『まっぴるまのエレベーター!』では、高層ビルのエレベーターが緊急停止し、閉じ込められた空間の中で少女6人が奇妙な物語が展開する。

上演直前に行われた会見で、松山は「今日のために精一杯練習してきました。たくさんの笑顔を皆さんに届けられるように頑張りたい」と挨拶。桜庭も「セリフを間違えないかと不安だけど、舞台のために時間を作ってくれたお客さんが笑顔で帰れるようにしたい」と意気込みを語った。

稽古中のエピソードを聞かれると、「今回の舞台は円形で、360度すべての方向にお客さんがいらっしゃるので、それを意識しながら練習しました」と松山。一方、桜庭は「ドラマだと注目してほしい部分でカメラが寄ってくるけど、舞台は演じる本人が表現を大きくして注目してもらわないといけないので、表現方法を使い分けるのが難しかった」と語り、自身の役について「弟についてのエピソードがあるんです。実際に私にも弟がいて、舞台上で話す弟と実際の弟の性格がちょっと似ているので、そこに注目してほしいですね」とアピールしていた。

写真左から高月彩良、菊里ひかり、宮武美桜、宮武祭、松山メアリ、桜庭ななみ。「bump.y(バンピー)」は「でこぼこ」の意味で、6人は文字通り「でこぼこ」な少女達を演じた

ドラマ出演を機に、6人がそれぞれ歌声を披露したアルバム『Sweet Hits☆』も発売されており、報道陣から歌についての感想を聞かれる一幕も。桜庭は「自分で歌うのは本当に大嫌いだったのに、練習していくうちに少しずつ好きになって、最近は1人でカラオケに行くこともあります」とコメント。続いて高月彩良が「事務所に入ってしばらくの間はネコを被っていたんですよ(笑)。でもレコーディングから本性を出し始めました」と話すと、すかさず「彼女の本性は"天然"でした」と桜庭が発言し、報道陣の笑いを誘っていた。