桜庭ななみ 1992年10月17日生まれ(15歳)。鹿児島県出身。O型。2007年夏にスカウトされ、映画『天国のバス』(2008年)で女優デビュー。その後、ドラマ『栞と紙魚子の怪奇事件簿』(NTV系)、映画『同級生』、『体育館ベイビー』、(全て2008年)に出演。『東京少女 桜庭ななみ』(BS-i)で連続ドラマ初主演。趣味はピアノ、特技は軟式テニス

次世代の美少女たちが、ひと月ごとに交代で主演を務めるBS-iの連続ドラマ・シリーズ『東京少女』(毎週土曜 23:00~23:30)。その第3弾『東京少女 桜庭ななみ』が6月7日より放送開始される。山下リオ、水沢エレナに続き、今回、連続ドラマ初主演を務める15歳の桜庭ななみは、2007年の夏にスカウトされ、今年デビューしたばかりの期待の新人女優。そんな桜庭に、ドラマやこれからの仕事に対する意気込みを語ってもらった。

――初めての主演ドラマが決まったときはどんな気持ちでしたか?

桜庭ななみ(以下、桜庭)「凄く嬉しかったんですけど、『どうしよう?』っていう(笑)。初めての主演ですし、『自分にこなせるのかな?』っていう不安がありました」

――『東京少女』はタイトルにも、桜庭さんの名前が入っていますね。どんな気分ですか?

桜庭「撮影も終わったのですが、凄過ぎて何かまだ実感が湧かないです(笑)」

――撮影現場に入ってみてどうでしたか?

桜庭「最初はとにかく緊張しましたね。だけど、だんだん慣れていくうちに現場スタッフの皆さんが優しくて、楽しめました」

――4人のななみ役を演じ分けてみていかがでしたか?

桜庭「色んな監督さんがいて全部違う雰囲気で演出してくださったので、それぞれ違うななみが出来ているのかなって感じます」

――4人のななみさんで、一番ご自身に近いななみさんは?

桜庭「一番、私に近いのは3話の『おウチに帰れない』のななみですね。マイペースで明るい子という部分が、私に似ています」

――桜庭さんは、マイペースなんですか?

桜庭「はい。かなり(笑)」

――本当にマイペースみたいですね(笑)。逆に素の桜庭さんとは違い過ぎる役というのはありましたか?

桜庭「4話の『小さな恋』のななみは、お兄ちゃんに恋するんです。"これは絶対ないなあ"と思いました(笑)。撮影でも、監督さんから"お兄ちゃんともっと仲良くして!"って言われて、照れてしまいました。"どうしよう"って……」

東京少女 桜庭ななみ

第1話 恋より大切なこと

第2話 鏡の国のななみ

第3話 おウチに帰れない

第4話 小さな恋

――桜庭さんの表情を見てると余り困っていたという感じがしないのですが……。

桜庭「やっぱりそうですか? 私って、たとえば怒ったり、困っている時でも、表情でそう思われないみたいで。仕事の時、真面目に話を聞いていても、毎回スタッフの人に『ちゃんと話を聞きなさい!』と言われてしまうんです」

――全4話の撮影を終えて、どんな気分ですか?

桜庭「4役を演じ分けるのは大変でしたけど、達成感はありました」

――撮影中、印象に残っている事などはありますか?

桜庭「やっぱり衣装ですね。3話のお人形さんのような衣装が印象的です。街では多分着ないような(笑)。でもこういう機会がないと着られない服だから、良かったです。衣装を着るのは、凄く好きなんです。まずポスターで着物を着させていただいて、それから1話、2話、4話で全部違う制服を着させてもらって……。色々な衣装を着る楽しみが毎回ありました。私の実際の中学の制服は膝下10センチの長いスカートで、あまり可愛くなかったんです。だから『東京来たら、こんなにかわいい制服着れるんだ!』と思いました(笑)」

――ドラマを楽しみにしている読者に、見どころを語ってください。

桜庭「4人の違う私を全部見て欲しいです。4話では素の自分と違うところを見て欲しいし、3話の本当に私と似てるところも見て欲しい。1話と2話の恋愛と友達関係の部分も本当にあるような話なので、そこも共感してくれたら嬉しいです」