12月11日から25日、東京国際フォーラムに、約440年の歴史を誇りフランスで最も伝統のあるクリスマス・マーケットが登場する。その名は「ストラスブールのマルシェ・ド・ノエル2009」。アルザス地方の中心都市ストラスブールは、モミの木のクリスマスツリー発祥の地とされ、「クリスマスの首都」とも呼ばれている。1570年から続くマルシェ・ド・ノエル(クリスマス・マーケット)が日本にやってくるのは、今回が初めてだ。

ストラスブールは旧市街が世界遺産に登録されている。写真は、クレベール広場の巨大ツリー (C)Office de Tourisme de Strasbourg et sa Region

マルシェでは、現地ストラスブール同様に、さまざまな店が並ぶ。クリスマス限定ビール、日本初上陸のワインをはじめ、ジャムやハチミツ、手作りのクリスマスグッズが販売されるほか、タルトフランベ、クグロフといった、日本ではなかなか見つけることのできないアルザス地方の名物料理も味わえる。さらに現地の職人も来日し、ストラスブールのクリスマス文化をデモンストレーションなどで紹介してくれる予定となっている。入場料は無料。このほか、22日と23日には、東京都交響楽団などによるスペシャルライブも開催される(有料)。

ストラスブールの街には店の小屋が軒を連ね、クリスマスグッズやさまざまな料理などが並ぶ。華やかな中にも素朴な温もりが感じられる

なお、フランス観光開発機構(旧、フランス政府観光局)では、現在、東京・ストラスブールの往復チケットとストラスブールでのホテル3泊分が、抽選で1組2名に当たるクイズキャンペーンを行っている。

マルシェ・ド・ノエルの会場イメージ。白ワインを使った珍しいホットワイン、職人手作りのガラス細工など、アルザスならではの味や品に出合える

キャンペーンの詳細は、フランス観光開発機構の公式サイト内「クイズで当てよう! ストラスブールで過ごすクリスマス」で見ることができる。また、「フランスで過ごすクリスマス特集」も設けられていて、クリスマスの歴史や伝統料理、フランス各地のマーケットなど詳しい情報が掲載されている。

ピザのようなタルトフランベとねじれた王冠型のパン、クグロフ。クグロフはマリー・アントワネットの好物だったとも伝えられている