女優の深田恭子、俳優の船越英一郎らが3日、東京国際フォーラムで行われた映画『ウルルの森の物語』完成披露試写会に出席した。

映画『ウルルの森の物語』完成披露試写会に出席した深田恭子

2007年にヒットした『マリと子犬の物語』のスタッフ・キャストが再び集結し、製作された本作。「この映画にはたくさんの奇跡が起きます。信じる心と家族の絆が奇跡を起こしたんです。『奇跡は起きるものじゃない、起こすものだ』とのメッセージを強く感じることができ、僕は感動しました」と、主演の船越は熱っぽく語り、観客に向けて「キャストやスタッフたちと一緒に、絆を強めて、再び皆さんに感動を届けるという奇跡を成し遂げようと決意していました。その奇跡は起きましたでしょうか?」と観客に問いかけると、会場から大きな拍手が起きた。

すると突然、観客席から「お父さーん! よかったよー! お父さん最高!!」と聞き覚えのある女性の声が。MCに「もしかしてこの声は……」と聞かれて、「うちの家内(女優の松居一代)でございます」と照れ笑いを浮かべた船越。会場が大きなどよめきに包まれる中、船越が「この映画をひとりでも多くの方々に伝えていただきたい。それが皆さんの使命だと思っております」と挨拶すると、「わかりました!!」と再び松居の声がこだました。

『マリと子犬の物語』に続いて主役を務める船越。森で見つけたウルルのケガを治療し、子供たちと面倒を見る獣医師を演じる

舞台挨拶ではウルフドッグのウルルも登場。劇中の子犬の姿から見違えるほどに成長しており、出演者も驚いた様子だった

深田は船越演じる獣医師の妹を演じる。『マリと子犬の物語』を見て深く感動したことが、本作の出演のきっかけになったそうで「私も犬を飼うようになって、動物と一緒に仕事するのが夢だったので、それが叶い、しかも『マリと子犬の物語』のチームに入れてもらえたことを心から嬉しく思います」と挨拶した。

27歳の誕生日を迎えた深田恭子。「ハッピーバースデー、恭子!」と船越に祝福されながら、ウルルの特大ぬいぐるみを受け取った

また、舞台挨拶の前日の11月2日、深田が27歳の誕生日を迎えたことが報告されると、会場から大きな拍手が。船越からウルルの巨大ぬいぐるみをプレゼントされ、深田は「『マリと子犬を物語』を見て、『ぬいぐるみが欲しい』とお願いしのですがもらえず、船越さんは『(ぬいぐるみを)あげるよ』と言ったのにくれなかったので(笑)、今日このような形でいただけて嬉しいです」と語り、観客の笑いを誘っていた。

誕生日を迎えた深田は「これからも日々いろんなことを勉強して、素敵な大人になれるように頑張りたい」と抱負を

『ウルルの森の物語』は、12月19日より全国東宝系にてロードショー。