田中貴金属工業は1日、「投資に関する意識調査」の調査結果を公表した。これは、昨年の世界同時不況から株価が1万円台を回復し投資が活性化してきたことを受け、一般消費者が「投資や金についてどのように意識しているか」についてアンケートを実施したもの。調査は7月15日~8月6日の期間に、訪問形式で行われた。調査対象は全国の20歳から69歳までの一般男女500名(男性50%、女性50%)。

同調査結果によると、「現在、投資している金融商品はなんですか」という質問(複数回答可)に対し、最も多かったのは「預貯金」で100.0%。次いで、「株式」が24.4%、「投資信託」が13.0%となっている。また、一番最近投資した金融商品(預貯金を除く)については、「株式」(17.4%)、「投資信託」(8%)、「外貨預金」(5.4%)と続いた。

「一番最近投資した金融商品を選択する際、比較検討した商品は何ですか」という質問(複数回答可)では、80.8%が「比較検討はしなかった」と回答しており、目的を持って金融商品を購入している消費者が多いことがわかった。

さらに、投資に対する意識については、「マネーゲームになるような投資はしたくない」との回答が最も多く74.0%。「ネット取引は不安なのであまりやりたくない」という回答も66.0%と半数を超え、投資への慎重な姿勢が窺える結果となっている。