秋といえば箱根の季節! これから行きたい箱根の見どころ

夏のピークは去ったものの、平野部ではまだまだ暑さが残る9月。しかし、富士山の麓に広がる高原地帯・箱根では、これから秋にかけてが本格的な行楽シーズンだ。そこで今回は、見逃せないイベントやオススメスポットなど、この秋ならではの箱根の楽しみ方を紹介する。

【食】箱根スイーツコレクション

箱根で、春と秋の年2回開催されている「箱根スイーツコレクション」がこの秋も開催される。同イベントは、箱根エリアのホテルや旅館、美術館をはじめ、飲食店、和・洋菓子店などが参加し、"秋を楽しむ箱根"をテーマに期間限定でオリジナルのスイーツを提供する。今回から「カフェ・サンモリッツ湯本店」、「銀かつ工房」、「ホテルグリーンプラザ箱根」の3店舗が初参加するほか、「星の王子さまミュージアム　箱根サン=テグジュペリ」、「甘酒茶屋」の2店舗がメニューをリニューアルし、計35店舗の趣向を凝らしたスイーツが楽しめる。期間は9月1日から10月31日まで。期間中はスイーツの特徴や参加店舗などを紹介した小冊子を小田急線各駅、箱根エリアの主要駅などで配布する。そのほか、小田急グループ運営のサイト「箱根ナビ」でもイベントの楽しみ方が紹介されている。


箱根ハイランドホテル「無花果と黒糖のムースワインゼリー」	小田急山のホテル「栗のサバラン・モンブラン仕立て」

【観】箱根ガラスの森美術館、星の王子さまミュージアム…箱根は美術館の宝庫

日本初のヴェネチアン・グラス専門の美術館「箱根ガラスの森美術館」は、緑あふれる森の中に佇む中世のヨーロッパの貴族の館を彷彿させる建物など、秋の箱根に広がる異世界を楽しむことができる。

フランス人小説家・サン＝テグジュペリ生誕100年を祝して1999年にオープンした「星の王子さまミュージアム　箱根サン=テグジュペリ」では、サン＝テグジュペリの暮らした1900年代フランスを再現した建物や庭園などを前に、「星の王子さま」の世界観を体験してみたい。


箱根ガラスの森美術館の庭園	星の王子さまミュージアム　箱根サン=テグジュペリ園内のライトアップ

その他、芸術の秋にちなんで、美術館を訪れるのもオススメだ。箱根には造形アートを扱った美術館が多いのも特徴だ。国内初ので野外美術館として1969年に開館した「箱根彫刻の森美術館」は、近・現代を代表する彫刻家の名作約120点を常設展示。7万平方メートルという広大な庭園に並べられた世界有数のコレクションを秋の箱根の山々とともに眺めることができる。


箱根彫刻の森美術館。10月3日から12月6日まで、開館40周年記念展「多田美波展―光を集める人―」を開催。ステンレスやガラスなどを用いた抽象彫刻をはじめ、公共空間における光の造形や壁面作品なども手がける多田美波氏の初期作品から最新作までを展示

【宿】ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ--「Veggie Care(ベジケア)」プラン

「ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ」では、「Veggie Care(ベジケア)」プランを9月1日から12月29日まで提供する。根菜や季節の山の幸をふんだんに取り入れた「ベジタブルディナー」と、オリジナルのベジタブルオイルを使ったボディトリートメントを行う「ベジセラピー」(90分)をセットにした宿泊プランで、地元で穫れた旬の野菜を身体の内側と外から取り入れることで夏の疲れを癒そう。料金は2名1室/1名あたり平日4万650円から。