東京・渋谷の某スタジオで8日、2009年7月からMBS / TOKYO MXほかにて放送を開始する『NEEDLESS』第5話のアフレコ収録が行われた。今回は、アダム・ブレイド役の子安武人、イヴ・ノイシェヴァンシュタイン役の喜多村英梨、クルス・シルト役の遠藤綾、照山最次役の伊藤健太郎、ギド / ナレーション役の内海賢二が番組の魅力などについて語った模様をお伝えする。
なお、ストーリー・登場人物などの詳細はこちらを参照してもらいたい。
メインキャスト陣が語る『NEEDLESS』の魅力
――演じているキャラクターについて教えてください
子安武人「ブレイドは"ZERO"という能力を持ったニードレスで、神父様という設定になっていますが、神父らしいことは何一つしていません。力で物事を解決しようとしています。しかも物語が進んでいくと、かっこよさがどこにもなくなっていき、ひたすら女の子を追い掛け回すという存在になってしまいます(笑)。とにかくギャグもやり、バトルの熱いところも担当できるマルチなキャラクターですね」
喜多村英梨「ヒロインのイヴは、この作品には女性キャラが数多く登場しますが(前半では)唯一、少年っぽくもある戦う女の子です。常にブレイドと一緒に行動していて、強いんですけどギャグ担当、ツッコミもやるしボケもやるし、すごくムードメーカーになっている明るい子です」
遠藤綾「クルスは、ひょんなことから神父様たちと行動を共にするんです。最初はあまり歓迎されていないのですが、いつの間にか一緒に行動しています。クルス目線のモノローグとかも多いので、その話の流れをクルス目線で追っていっても楽しいのではないかな、と思います」
伊藤健太郎「照山最次は、炎のニードレスということで、その名のとおり熱い男です。敵対するかのように登場して、仲間になっていくというパターンなんですけれども、戦闘では未だに(第5話の時点で)役に立っていません。お肉すら、まともに焼けない炎です(笑)。ギャグ担当と言いたいところなんですが、全キャラがギャグ担当なので難しいところですが、がんばって楽しんでいきたいと思います」
内海賢二「ナレーションとギドという科学者を演じています。ギドはまともな科学者なんだけれど、始まってみりゃギャグはかますわ……。仕事というよりは楽しく子どもたちと一緒に演じています」
子安「孫じゃないんですか?(一同笑)」
――『NEEDLESS』の魅力とは?
子安「ハイテンションギャグバトルアニメなんでしょうけども、出てくる女の子はみんなかわいらしく、強い。そういう女の子たちが戦っているバトルシーンは迫力があっておもしろいんじゃないかと思います。あと、演じている役者さんたちの熱意というものが、ちゃんと伝わってくるところでしょうか」
喜多村「ギャグも戦闘も共通して言えることは、"ハイテンション"ということですね」
遠藤「アフレコ中に思うことは、ギャグやアドリブの"勢い"です」
伊藤「それぞれの要素を支えるバックボーンとしての世界観もしっかりしている。そこらへんのバランスも魅力のひとつではないでしょうか」
内海「僕なんかはアニメーションを昔からやっていますが、これからのア二メは時代を反映して、こういうふうに変わっていくのかなと思いましたね。(『NEEDLESS』は)いまの時代に合っている。ファッションもそうだし、ギャグもそうなんだけど、それらが作品中に多く散りばめられているんで、僕ら年寄りも見ててすごく影響を受けますよね。時代を先取りしている!」
子安「もう、内海さんのコメントだけでいいです(一同笑)」
――ファンに一言
喜多村「キャストが決まる前から原作を読んでいたので、少女たちのボディラインが静止画から動画になったときに迫力としなやかさが、すごく際立っていて魅力的な作品になっていると思いました。視覚的に、そしてギャグで聴覚的にも楽しめると思いますので、ぜひぜひ見てください」
遠藤「見終わったあとに、すごく清々しいというか、"あ~、おもしろかった"と思って眠れるんじゃないでしょうか。ぜひ気楽な気持ちで見てもらいたいと思います」
子安「はい、そのとおりです(笑)。理屈抜きで見ていただけるとうれしく思います」
伊藤「バトル、ギャグ、美少女、全ての要素がそろっています。これでおもしろくないはずがありません。ストレートにアフレコしながら笑えてしまう作品です。みなさんも一緒に楽しんでください」
内海「原作のおもしろさが、声が入ったときにどうなるか? 声優としては、そこが一番大事なんです。声が入ってもっとおもしろくするのが我々の使命ですから、ファンの皆さんも我々にどんどん意見を聞かせてください」
喜多村「(あるはずのないテロップを指差して)あて先はこちらまで……」
子安「もう、(コメントは)内海さんのところだけでいいです(一同笑)」
このようにキャスト陣のチームワークの良さが感じられるアフレコ収録後の会見となった。第三次世界大戦後の日本を舞台に、ひとくせもふたくせもある登場人物たちが織り成す"王道の近未来アクション"『NEEDLESS』に、ぜひ注目してもらいたい。
<『NEEDLESS』放送情報>放送局 | 開始日 | 開始時刻 |
---|---|---|
TOKYO MX | 7月2日(木) | 25時30分~ |
MBS | 7月4日(土) | 26時58分~ |
テレ玉 | 7月6日(月) | 25時30分~ |
tvk | 7月8日(水) | 26時15分~ |
東海テレビ | 7月17日(金) | 27時35分~ |
AT-X | 8月18日(火) | 毎週火曜日 8時00分 / 20時00分 毎週金曜日 14時00分 / 26時00分 |
(C)今井神/集英社・ニードレス製作委員会 |