「100年に1度」と言われる経済不況の荒しが吹き荒れている中、でき得る限りの節約をし、何とかこの嵐がやんでくれるのを待つしかないと思っていた私たちに、ついに朗報が。政府がやっと重い腰をあげて、過去最大規模の15兆円を超える追加経済対策「経済危機対策」を正式に決定したからです。

目玉となっているのは3つ。まず、一つが家電の買い替えを促進するための、省エネ家電を購入したときには購入額の5%分の「エコポイント」がつくことなど。2つ目が太陽光発電の利用促進策として、3~5年後には太陽光発電システムの価格を現在の半額程度に減らすことなどです。そして、今回注目するのは、3つ目のエコカーの買い替え促進策です。

追加経済対策では基準を満たせば1台25万円の補助金

追加経済対策では、13年を超えて乗っている車を廃車にして、「2010年度燃費基準をクリアした普通車、あるいは軽自動車を購入した場合、普通車については1台25万円、軽自動車については12万5,000円の補助金」(スクラップインセンティブ)を受け取ることができます。

また、13年を超えていない車からの乗り換えや新規の購入でも、「2005年排出ガス基準75%低減レベル」の4つ星車で、かつ「2010年度燃費基準」を15%以上クリアしていれば、普通車については10万円、軽自動車については5万円の補助金が受け取れます。

13年を超えた車から新車に乗り換えた場合、ほとんどの車が対象となるため、13年超の車保有者はまたとない買い替えチャンスといえます。