ノバルティス ファーマはこのほど、40歳以上の男女を対象に「塩分摂取に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。今回の調査は同社が特別協賛する高血圧啓発キャンペーン「ウデをまくろう、ニッポン! あなたも、塩分をとりすぎています! ~ちょっとでも高い血圧は、医師に相談しましょう~」(既報参照)に先がけて行われたもの。調査は4月14日~15日の期間にインターネット上で行われ、412人から回答を得た。

同調査で高血圧を引き起こす原因をたずねたところ、「塩分が関係がある」との回答は73.8%に上り、「やや関係がある」の21.8%と合わせて、9割以上の人が塩分摂取が高血圧を誘発する原因だと認識していることが分かった。

「高血圧と塩分摂取の関係性」
提供:ノバルティス ファーマ「塩分摂取に関する意識調査」

食生活において塩分摂取の減量に取り組んでいるかを質問すると、48.5%が「取り組んでいる」と回答。「取り組んでいない」は51.5%だった。減塩に取り組んでいない理由として、「濃い味付けが好きだから」(30.7%)、「自分では食事を作らないから」(28.3%)、「面倒だから」(23.6%)、「減塩したいが方法が分からないから」(18.4%)などが挙げられており、個人の味覚の嗜好や日常生活のスタイルなどの影響がうかがえる結果となった。

代表的な外食メニュー7品(塩分量が少ない順にチャーハン、ハンバーガー&ポテト、にぎり寿司、天ぷらそば、ラーメン、焼肉定食、八宝菜)に関して、最も塩分量の多いものはどれかをたずねると、65.0%が「ラーメン」と答えた。一方、実際に最も塩分量が多い「八宝菜」は1.5%にとどまり、多くの人が食事メニューに関し、正しく塩分量を把握できていないことが明らかになった。

「主な食事メニューの塩分含有量」
提供:ノバルティス ファーマ「塩分摂取に関する意識調査」