漫画界の奇才といえば人によって様々な名前が挙がると思いますが、僕にとってはやっぱり変態キャラ描かせたら日本一、実は萌えキャラを描かせても日本一、の漫画家である漫☆画太郎です。

ということで、今回そんな漫☆画太郎デビュー20周年を記念して制作されたFLASHアニメ『世にも奇妙な漫☆画太郎』DVDの完成披露試写会・舞台挨拶、その名も「クソして寝たら20周年! 漫☆画太郎まつりだ、バカヤロー!!」を取材してきました。 ……まさかパブリックなメディアに「クソして寝たら」なんていう単語が載る日が来るとは思いませんでしたが、これぞ漫☆画太郎の真骨頂ですよね。

左から賀集利樹、横井詩織、伊藤桃、広瀬まい

当日登壇したのは、DVDに収録されている「ビデオバカ」という回でホームビデオマニアのバカ夫役を演じた賀集利樹と、漫☆画太郎20周年キャンペーンのためにオーディションで選ばれた「Gガールズ」の3人で、それぞれ漫☆画太郎作品についての思い出などを語りました。

自分の演技について「もっとこうしたら、と思う部分もあって合格点はあげられないです」と謙遜する賀集

声優のオファーが来たとき、「まさか"バカ役"だとは思わなかった」という賀集は、「漫☆画太郎先生の作品で声優をやらせていただけるということで、台本を見たら"バカ"としか書かれていなくて(笑)。("バカ"という名前の役は)生涯でこれが最初で最後だと思います(笑)」と、学生時代から親しんでいたという漫☆画太郎作品に出演した喜びを語りました。

またGガールズの伊藤は「選ばれたときは『はうわ!』という感じでした(笑)。もともと漫画が大好きなので、この活動を通して皆さんにもっと楽しさを知ってもらえたら」と今後の活動への意気込みを見せ、横井は「(漫☆画太郎作品は)1回目よりも2回目、3回目と、見るたびに面白さが伝わってくるんですよね」とニッコリ。どこかふわっとした雰囲気の広瀬は「『珍遊記』の山田太郎が大好きで、夢にも出てきて一緒にお散歩しました」と天然系コメントで笑いを取っていました。

今日がGガールズとしての初仕事なんだとか

そんなGガールズ、なんと次回のDVD『珍遊記』では声優としての出演も決まっているとのことで、賀集からは「『はうわ!』は練習しといた方がいいですよ」と先輩ならではのアドバイス(?)も。

さらにここで、漫☆画太郎ファンにビッグニュースが! なんと5月20日よりビジネスジャンプで漫☆画太郎最新作『珍遊記2』の連載が始まるとのことで、これは今から期待が膨らみますね!

今後の彼らの活躍にも注目したい


もはや台本を書いた人が狙ってやったとしか思えない、この"言わされている感"

――ところで、このイベントでの一番のツッコみどころは、司会進行を務めたフリーアナウンサーの西島まどかがイベントの名前を読み上げるたびに「クソして寝たら」を連呼していたことだと思うのですが、たぶん普通のニュースでは間違いなくスルーされる部分なので、僕だけはこういうのをどんどん拾っていこうと思います。今年の抱負は「守りに入ったら負け」です。

以上、「クソして寝たら20周年! 漫☆画太郎まつりだ、バカヤロー!!」のレポートをお届けしました。

オリジナルFLASHアニメDVD「地獄甲子園」、「世にも奇妙な漫☆画太郎」は現在発売中。「珍遊記」は第1巻が6月12日発売となります。