ボルボ・カーズ・ジャパンは、フラッグシップサルーン「S80」の特別限定車として「S80 2.5T SE」を4月10日から販売する。価格は579万円。発売台数は30台限定。

ボルボ S80 2.5T SE

同車に搭載される「追突軽減オートブレーキシステム」は、車両のフロントグリルに設置されたミリ波レーダーと、フロントガラス上部に設置されたデジタルカメラにより、前方の車両(走行中・停車中)との車間距離と相対速度を計測。追突の可能性があると判断した場合、まずダッシュボード上の赤い警告灯と警告音でドライバーに危険を知らせ、ドライバーが回避行動を取らない場合は自動的にブレーキがかかるというもの。このシステムは時速8-180kmで走行中に作動する。また、同システムは輸入車として初めて型式認定を取得した。

追突軽減オートブレーキシステム

併せて、ドライバーの注意が低下したと判断した場合に警告を発する「ドライバー・アラート・コントロール(DAC)」、車線を逸脱した場合に警告する「レーン・デパーチャー・ウォーニング(LDW)」を標準装備する。これは従来アドバンスド・セーフティパッケージ(18万円)として販売されていたもの。

パワーユニットには、最高出力147kW(200ps)/4,800rpm、最大トルク300Nm(30.6kgm)/1,500-4,500rpmを発揮する新たな2.5L(リッター)直列5気筒ターボエンジンを搭載。また、「Regor アルミホイール」、「アルミニウムパネル」を採用した。これらを装備しながら従来の「S80 3.2 SE」(655万円)に比べ76万円安い価格設定とした。