東京マラソンEXPO 2009の会場、東京ビッグサイト

22日に開催される東京マラソン2009に向け、今年もプレイベント「東京マラソンEXPO 2009」が東京ビッグサイトにて行われている。昨年の同EXPOでは、3日間で7万4,000人以上の来場者が訪れた。今年は19日~21日の開催となり、3日間で過去最高となる76団体がブースを構えるという。今回のEXPOではマラソン関連製品やサービスが紹介されるほか、"東京観光"をPRするべく積極的なブースパフォーマンスが見られた。

入場してまず目に飛び込んでくるのは、東京マラソン2009のスポンサー「アシックス」のコーナー。イベントブースや製品がずらりと展示されている。

アシックスのブース

シューズはもちろんウェアもかなりの種類を展示。スタッフが常駐しているので、質問も気軽にできる

アシックスのほか、アディダス、ミズノ、ナイキといったスポーツ用品メーカーのブースは、EXPOの中でも大きな構えだ。ミズノブースでは、実際に歩いて使用感を試したり、左右の足のバランスを分析したデータによる本格的なシューズ選びがなされていた。他のブースでもシューズの試し履きやランニングアドバイスが熱心に行われているので、東京マラソン参加者だけでなくランナーはこの機会に自分が正しいシューズ選びをしているかチェックしてもらうといいだろう。

ミズノブースの様子。スポーツ用品メーカーにとって、「東京マラソン」は製品紹介に絶好の機会だろう

また、見逃してはいけないのが有名選手・コーチによるトークショーだ。連日各ブースにてさまざまなイベントが開催される。

アメア スポーツジャパンでは、青山剛コーチによるランナー向けのトレーニング方やダイエット法を伝授。東京マラソン直前に役立つ練習法など参加者にはありがたい情報も提供していた。青山コーチのトークショーは20・21日ともに14時~サロモン/スントブース(21日には上田藍選手も登場)にて行われる。また、トレイルランナーの石川弘樹選手のトークショーも同ブースにて、20日17:00~、21日17:00~開催。エアウィーヴブースでは20・21日に今も現役マラソン選手でタレントの谷川真理氏による「マラソンのための睡眠おしえます。」と題したトークショーが、1日3回(14:00/15:00/16:00)各30分催行される。

同EXPOは競技者向けの情報以外にも、"東京"のアピールにも力が入っていた。台東区ブースでは、「あめ細工」職人の"あめ作り"に人だかりができていたり、各区の観光協会のブースで地元の名所や名物の紹介が行われていた。東京オリンピック・パラリンピック招致本部ブースでは、「2016年オリンピック・パラリンピック開催地決定まであと197日」というカウントダウン表示を置き、2016年の五輪招致PRを展開。これに関して、東京マラソン事務局事務次長 岸本良一氏は「東京マラソンは"マス・マラソン"の市民イベント。東京マラソンが無事、大都市"東京"で成功することは、東京にオリンピックを招致するいい機会になると思っております。また、スポーツの素晴らしさを東京マラソンで知ってもらい、東京でオリンピック・パラリンピックを開催したいという気持ちを高めてほしい」としている。

台東区のブース。あめ細工づくりを写真におさめている人も

東京観光情報センターは、桜でブースを飾っている

東京オリンピック・パラリンピック招致本部の出展ブース

JTBワールドバケーションズでは豪・ゴールドコーストマラソンのツアーを宣伝

東京マラソンEXPO2009は、ランナーはゼッケンを受け取りに赴く場所だが、このように参加ランナーだけでなく、スポーツ、アスリート、そして"東京"に興味がある人が楽しめるイベントとなっている。3連休に予定がない方は一大イベント"東京マラソン"をEXPOで体感してみてはいかがだろうか。開催時間は20日・21日ともに10時~20時(最終入場19時30分)、東京マラソン当日の22日は11時~18時まで展示即売スペースのみ展開するとのこと。入場は無料。

東京マラソンのオフィシャルグッズも大盛況。携帯ストラップやピンバッチなどのほかウェアや完走を祈願する"だるま"の販売もなされていた

SEIKOブース。ペース配分に欠かせない腕時計に来場者の関心は高い

東京マラソンとして展開する環境プロジェクト「RUN FOR GREEN , GREEN FOR RUN」。CO2の排出抑制やチャリティーにより環境負荷の軽減を目指す。写真右のリストバンド(1,000円)をEXPO会場で販売し、収益をチャリティーにあてる