不動産経済研究所は16日、2009年1月度の首都圏のマンション市場動向を発表した。それによると新規発売戸数は1,760戸で、16年ぶりに1,000戸台となった。対前年同月(2,320戸)比でみると24.1%の減少となる。

地域別では東京都区部621戸、都下316戸、神奈川県554戸、埼玉県150戸、千葉県119戸。東京都区部と都下をあわせた東京都全体のシェアは53.2%に上る。

新規発売戸に対する契約戸数は1,130戸で、月間契約率は64.2%。前月の61.9%に比べて2.3ポイントアップ、前年同月の52.7%からすると11.5ポイントの上昇。地域別の契約率は東京都区部で67.0%、都下65.8%、神奈川県52.9%、埼玉県85.3%、千葉県71.4%となった。

また1戸あたりの平均価格は4,172万円(前年同月比38万円減)、1平方m当たり単価は59.0万円(同1.5万円増)。即日完売は79戸(全体の4.5%)で、ふらっと35登録物件戸数は1,676個(同95.2%)だった。なお2009年2月の発売戸数は3,700戸前後の見込みとなっている。