もはやブームではなく、人気のスポーツとして定着しつつあるランニング。そんなランナーたちに人気のコースが、皇居周辺だ。皇居周辺では平日でも、昼休憩や帰宅途中に寄って汗を流す人たちが増えているという。そんな皇居周辺のランナーたちのにとって力強い味方となっているのが、銭湯やシャワーなどマラソン後の癒し施設ではないだろうか。今回は、そんなランナー必見の癒し施設をご紹介しよう。

自転車通勤に朗報! のランステ新規店オープン

皇居周辺を走るランナーから高い支持を誇る「ランナーズステーション」。神保町店に加えて、2月1日には麹町店もオープン。今回は、新店舗となる麹町店に注目して紹介しようと思う。

東京メトロ有楽町線麹町駅から直結する、「ランナーズステーションプラスバイクKOJIMACHI」。自転車駐輪スペースも用意しており、スタッフの「バイクユーザーとランナーの接点となる施設になったら、うれしいと思います」という言葉からも伝わるように、自転車通勤の人も安心して利用できるようになっている。

(左)レセプションには、ランニンググッズやドリンクの販売コーナーもあり(上)自転車通勤にうれしい専用バイクラック

更衣用ロッカーは、たくさんの荷物をしまえるようなサイズを用意。シャワーユニットは、男性用7基、女性用7基、計14基あり、腰かけシートが付いている心づかいがうれしい。もちろん、ボディソープやシャンプー、リンス、洗面台のドライヤーなどは無料で利用可能だ。

「着替えやシューズなど、持ち歩くのが大変」という人におすすめしたいのが、契約ロッカーだ。ロッカー会員Bで登録すれば、自分専用として使えるロッカーと施設利用券4回分/月がついて、料金月額3,600円となっている。ただし、ロッカーの空きのない場合は、利用券のみのレギュラー会員に変更しなければならない場合があるので、いったん店舗に問い合わせてみよう。

またバイク会員として申し込めば、専用バイクラック1台分と専用ロッカー1つ、シャワーが使い放題で月額2万3,000円となっている。ただし、営業時間外の自転車の出し入れはできないので注意しよう。

営業時間は、平日7時~22時30分、土曜日8時~20時、日・祝日8時~18時。ちなみにビジター料金は、700円となっている。

(左)服もたたまずにハンガーでかけられるので、折り目がつかない(上)洗面台には、ドライヤーを複数用意する。写真は女性用洗面台

まだまだある、ランナーに優しい銭湯

千代田区内神田の稲荷湯は、昔懐かしの雰囲気が漂う銭湯。こちらも、大手町駅などから歩いて行けることもあって、ランナーでにぎわうスポットだ。場合によっては、ロッカーがいっぱいになってしまうこともあるほど。ちなみにランニングシューズを、脱衣所にもっていくことは禁止されているので、気をつけよう。営業時間は15時~24時30分(祝日は22時30分まで)、定休日は日曜日、料金は450円。

もう1軒、千代田区麹町の貴重な銭湯として紹介するのが、バン・ドゥーシュ。上記の稲荷湯もだが、脱衣所でウェアに着替え、荷物を置いて軽くジョギング、戻ってきて入浴といった"荷物預かり兼銭湯"としての使い方ができるありがたいスポット。ただし混雑時に行くと、入れないこともあるので、ピーク時を避けて通うことがポイントのようだ。営業時間は15時~24時(土曜日は13時~23時、定休日は日曜・祝日、料金は450円。

ランナーズステーションのスタッフにランナーたちのこうした癒しスポットの利用について尋ねると、「最近はメディアでのランニング情報の露出も増えていることもあり、全体的に関心が高まっているのでしょう。そのおかげで、利用者も増えてきています」とのこと。あなた次第でランニングはいつでも始められるのかも!?