レストラン探しは苦戦したが、滞在中、厳しい自然環境の中でアイスランド人が知恵を絞ってきた結果と思える食品たちを見かけた。その代表ともいえるのが、日本のおつまみによく似たタラの干物とスキール(ヨーグルトだと思い込んでいたら、実はチーズ!)である。筆者は、さまざまな味のスキールを試してみたが、ラズベリーなどベリー類の入ったスキールが一番気に入った。

タラの干し物の中身。バターをつけて食べるのがアイスランド流らしい

タラ以外の魚の干し物もあった。魚の種類までは分からず

スキールの種類は豊富。何味にしようか迷ってしまう

アイスランドで見かけたスキールの広告。これだけ見ると、アイスクリームの広告だと勘違いするかも?

そして、アイスランドでぜひ味わってもらいたいものとして、ラム肉を最後に挙げておきたい。筆者はラム肉はどちらかというと苦手なのだが、ラムの独特の臭みもない上、やわらかくて評判以上においしかった。なんでもアイスランドでは、生後4カ月ほどの子羊を食べ頃とするため、この柔らかみが出るのだそう。ラム肉嫌いの人にも自信を持ってオススメである。

宿泊先のホテルのビュッフェにて。手前がラム肉のシチュー


というわけで、筆者の場合、かなり行き当たりばったりのアイスランドでの食事になってしまったのだが、アイスランドは日本からの旅行者もまだまだ少なく、ガイドブックやインターネットだけの情報は100%ではない(頻繁に更新されない)、ということが今回の大きな反省点である。アイスランドのレストランは基本的に予約の必要はないが、休みかどうか確認のためにも、電話を一本入れてから出かけることをお勧めする。実際、宿泊ホテル以外での食事は予想以上に限られており、目的のレストランが閉まっていた場合、代わりのレストランを見つけるのには、筆者のように苦労することになる。レストランの探し方は、筆者のように現地の観光案内所で訪ねるか、できるだけ最新のガイドブックの情報を参考にするというのが(この場合も事前コンファームを忘れずに!)賢明な方法だろう。

『シー・バロン』の近辺にある有名なホットドック屋さん。かの米元大統領のクリントン氏も立ち寄ったことで知られている

ただ幸いなことに、アイスランドのレストランは概して当たり外れが少なく、どのお店で何を食べてもその味と質はほぼ折り紙付きだと思う。これは筆者が実際に現地に行ってみての感想でもあるが、実際、アイスランドへ旅行に行った筆者の友人・知人もその料理のレベルの高さを絶賛していた。ボリュームは控えめで、盛り付けも上品で繊細。まさに日本人好みの料理であることは間違いない。果敢に"アイスランド料理"に挑戦しようではないか。

アイスランドの地ビールも忘れてはならない。最もポピュラーなのが「ヴァイキング(Viking)」。アイスランドで最も消費されているアルコール飲料はダントツにビールなのだそうだ