――では、2008年のが~まるちょばの活動を振り返ってみて、いかがでしたか?

HIRO-PON「アッという間でしたね。でも、まだまだだと思います。僕らの名前なんてまだ知られてないですから」

ケッチ!「街で歩いてても『(名前ではなく)パントマイムの人ですよね? 』って言われますし。今日もそば屋で食事してたら、後ろからささやき声が聞こえました(笑)」

HIRO-PON「それはそれで嬉しいですけどね。パントマイムというものを知ってもらうことも僕らの仕事のひとつですから。でも、僕らはその先に、今までのパントマイムだけがパントマイムのすべてではないということも伝えたいんです」

美味しいものを掛け合わせて

――今月からは『おしりかじり虫』のうるまでるびさんとのコラボで『うるまでが~まる』というテレビ番組がスタートしましたが、どうですか?

ケッチ!「マイムとアニメのコラボって初めてだと思うんです。どうなるのか分からない"不安"が少しある反面、うるまでるびさんとのコラボがどうなっていくのだろうという"楽しみ"もありますね」

HIRO-PON「パントマイムって、お客さんの"イメージ"を借りて表現している部分があるので、イメージすればするほど面白くなるんですよね。たとえば"思い出し笑い"のように。でも、そこで僕らが既存のものと同じことをやっても意味はないので、頭をひねらないといけないなとは思ってます」

ケッチ!「なにより、1+1がマイナスにならないようにしたいですね」

HIRO-PON「美味しいものと美味しいものを掛け合わせて、さらに美味しい食べ物になればいいなと」

――さらに、2月からは念願のジャパンツアーも始まります。

HIRO-PON「はい。休憩を入れて前後半合わせて約2時間の構成になります。前半はおなじみのパフォーマンスと10分くらいのショートスケッチを数本、後半は45分の長編『街の灯』という、日本でもずっと続けてきているスタイルで上演します」

ケッチ!「いわば僕らの名刺代わりのステージとも言えますね」

HIRO-PON「僕らの真骨頂でもある舞台をたくさんの人に目にしてもらい、『あの人たち面白い! 』ということで『が~まるちょば』を知ってもらいたいですね」……続きを読む