フィリピン政府観光省は21日、「セレブリティ」をターゲットとした海外旅行企画「プチセレブな休日」「Live Your Dreams 夢の南国別荘」のキャンペーン展開について記者発表会を行った。ゲストには2008年ミス・ユニバース日本代表の美馬寛子氏と、同ファイナリストの山口小夜氏が登壇。セブ島でのプチセレブ体験を語り、同商品をPRした。

フィリピン・セブ島と日本の位置

「プチセレブな休日」は、セブ島での最高級の食・エンターテイメントをはじめ、ショッピング、スパなどの贅沢な時間を体験できるツアーで、日本人に人気の高いリゾートホテル・プルクラが紹介された。サンフェルナンドにあるプルクラは、セブ市内からクルマで1時間ほど。広大な敷地にわずか37室という贅沢なつくりのリゾートで、人気の水上コテージでのフラワー入りフットバス、マッサージ、エステなどの魅力あふれるリゾート時間を体験できる。また、「Live Your Dreams 夢の南国別荘」は、建設ラッシュに沸くフィリピンの別荘やヴィラへ投資を勧めるキャンペーンで、同省は日本のユーザーへ向け積極的に宣伝等を図っていくと伝えた。

フィリピン政府観光省長官のジョセフ・H・デュラノ氏

記者会見でフィリピン政府観光省長官のジョセフ・H・デュラノ氏は「2007年の日本人入国者数は約40万人。フィリピンへの全入国者のうち第3位(2007年調査)を占める。中でも、リゾート・セブ島を訪れた日本人は2007年が3万2000人を数え、セブ渡航者全体の22%を占める」と現状を説明し、「フィリピンの観光地というと、マニラやセブ島を思い浮かべる人が多いと思うが、フィリピンにはもっと豊かな観光資源がある。セブ島から近いネイチヤーアイランドのボホール島、ホワイトビーチが美しいボラカイ島、手つかずの自然が残る秘境=パラワン諸島などを、今後は積極的に紹介していく」と新たなディスティネーション作りへの意気込みを述べた。

実際にセブ島に4泊し、「プチセレブな休日」(4泊5日)を体験した美馬氏と山口氏は「セブ島に行く前と行った後でイメージがだいぶ変わった。女性同士で旅行できるというイメージがなかなかわかなかったけど、行ってみると、女性同士でいろいろ楽しめるすばらしいスポットがいっぱいあった」(美馬)、「同世代の女性にすすめたい。フィリピンというとフルーツのイメージが強かったけど、スパやショッピングモールなど、女の子が楽しめそうなものがいっぱいあった。物価も安くておすすめ」と満足そうに笑みを浮かべ、セブ島の魅力をアピールした。

左から、ジョセフ・H・デュラノ氏、プチセレブ体験を経験し同キャンペーンをPRする美馬寛子氏、山口小夜氏