2009年4月6日から放送スタートするNHK朝の連続テレビ小説『つばさ』が7日、物語の舞台である埼玉県川越市でクランクイン。主演の多部未華子、多部が演じるつばさの父親役の中村梅雀、祖母役の吉行和子が撮影をスタートさせた。

左から、中村梅雀、多部未華子、吉行和子

連続テレビ小説第80作目となる『つばさ』は、江戸の風情が残る埼玉県川越市を舞台に、"娘が母"で"母が娘"のあべこべ親子が巻き起こす、家族の絆の物語。撮影が行われたのは、4月6日に放送する第1話のシーン。時は2006年10月。短大に行く支度をし、家を出たつばさが、表で借金の取立屋に遭遇。店の裏手からやってきた知秋(冨浦智嗣)に導かれ、その場を立ち去ろうとする。

7日に行われた撮影シーンの一コマ

笑顔がこぼれる撮影前の多部。初日にかかわらず、リラックスしている様子

まだまだこれからだと感じたという多部は「先月、川越祭りを見に来たりとちょくちょく川越には来てました。町並みが凄くキレイなので凄くキレイな絵になるだろうな~思っていて、今回、撮影が始まり、そのことを凄く実感しています。楽しみはもちろん不安の方が大きいですが、毎日毎日撮影があって、毎日同じ人たちと携わって作っていくので、自分がもっと気持ちに余裕を持って挑めたらいいな~と思っていますね」と撮影初日の感想を語った。

玉木家が営む「甘玉堂」(写真)は、江戸時代から続くに老舗の和菓子屋。蔵造りの街並みに店を構える

「素敵な川越で素敵な絵や芝居を出来るよう頑張っていきたいと思います。自分自身もドラマを通して成長していきたいですね」と語った多部

また、プライベートで仲が良いというという貫地谷しほり(第77作目の朝ドラ『ちりとてちん』のヒロイン)から「おめでとう」と祝福されたという多部は「『10カ月間は長いけど楽しいこともたくさんあるので、とにかく私は楽しかったから、あなたも頑張ってね』と言われたので、とにかく撮影を楽しもうと思ってます。フリーの時は川越の美味しいものをたくさん食べに行きたいですね(笑)」と食いしん坊な一面も見せた。

一方、中村梅雀は「まだ撮影は始まったばかりですが、歴史に残るドラマになるんじゃないかと期待しています。小江戸の川越が舞台ですけど、中身は初回からテンション高いですよ。朝ドラってこんなにテンション高いドラマだったかな? と思うぐらい(笑)。私は入り婿役ですが、とんでもないことになっていくので、目を離さずに見て頂きたいですね」とPRしていた。