フランスが生んだ騎馬スペクタクル「ジンガロ」が2009年1月、再来日を果たす。「ジンガロ」は主宰者であり制作や演出を手がけるバルタバス氏が様々な国籍の団員や馬を率いる騎馬劇団。1984年の創設以来多彩な民族や文化にインスパイアされた独自の舞台作品を創造し続けており、アートと馬術が融合したパフォーマンスで世界中から高い評価を受けている。

「ジンガロ」主宰者のバルタバス氏(左)と騎馬スペクタクル「ジンガロ」イメージ写真(右)

今回の日本上陸は、本拠地のフランスと同じ生活環境で公演を行うスタイルから「来日公演は不可能」との見方を覆し"奇跡の公演"と評された2005年の初来日から3年10カ月ぶり。演目は遊牧民をテーマにした新作「バトゥータ」。駆け抜ける馬上の花嫁や暴走する馬車、大衆の生活と喧騒などが楽団の生演奏に乗せて生命力に満ちた熱狂的なスペクタクルとして観衆の眼前に繰り広げられるという。出演者35人に対して出演する馬が38頭という数字からも圧倒的なスケール感が想像できる。またストーリーもユーモア、ロマン、希望、不条理など人生の様々なエッセンスが交錯する奇想天外な展開とのこと。

「バトゥータ」舞台写真 (c)Antoine Poupel

公演期間は1月24日から3月26日までで、全45公演。会場は東京・木場公園内に設けるジンガロ特設シアター。料金は8,000円(A席) ~20,000円(SS席)で、現在前売り中。チケット販売窓口はジンガロ公式webサイトで案内している。