2008年は、日仏両国交流150周年にあたる年。これを記念し、両国の協力によって展覧会や講演会、フェスティバルなど、各種記念行事が続々と開かれる予定だ。

7月に開催予定のパリ国立オペラ公演

関連イベントの目玉となるのが、7月に兵庫と東京で開催する、パリ国立オペラの初来日公演。演目は、ヨーロッパ・オペラ界の巨匠、ジェラール・モルティエ総裁が新演出を盛り込んだ「アリアーヌと青ひげ」や、「青ひげ公の城/消えた男の日記」「トリスタンとイゾルデ」。これは、日本で世界最高峰の迫力ある舞台を堪能できる、またとないチャンスとなっている。

このほか、ピカソ展やラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」、「ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美」なども関連イベントとして開催する。また、北海道・東京と巡回した日仏共同企画展「ファーブルにまなぶ」展は、現在北九州市立いのちのたび博物館にて開催。この後、滋賀や兵庫を回り、フランス国立自然史博物館でも開催するとしている。

これはほんの一例となり、詳細は在日フランス大使館のサイトにて確認できる。

またフランス国立造幣局では、記念コインとして金貨と銀貨各3種類を発行。デザインは、江戸時代を代表する浮世絵師・東洲斎写楽の肖像画と、ドラクロワの代表作「民衆を導く自由の女神」の絵、寛永通宝の模様を刻印したものとなる。なお、デザイン共通面では、日仏両国交流150周年のロゴマークなどを採用している。日本では、主要金融機関などで予約を受け付ける。

現在、北九州市立いのちのたび博物館で開催中の「ファーブルにまなぶ」