9月21日に東京・杉並公会堂大ホールにて、TVアニメ『図書館戦争』のDVD発売記念イベント「関東図書隊緊急フォーラム」が開催された。

有川浩の小説を原作とするTVアニメ『図書館戦争』は、2008年4月から7月までフジテレビ系列にて放送。今回のイベントは放送終了後となるにも関わらず、700人以上のファンが参加した。壇上には笠原郁役の井上麻里奈、堂上篤役の前野智昭、柴崎麻子役の沢城みゆき、手塚光役の鈴木達央、玄田竜助役の鈴森勘司が登場し、トークやゲーム対決で会場を盛り上げてくれた。

開演直前の会場はご覧の盛況ぶり。半数以上を女性ファンが埋めた

『図書館戦争』のメインキャストが勢揃い。イベントは、会場のファンも一緒になっての敬礼で幕開け!

まずはじめはWebラジオのコーナー「教えて堂上教官」の出張版となる「玄田隊長のサバイバル講座」を実施。今回は玄田役の鈴森から、匍匐前進のやり方を教わることになった。しかし男性陣が戦闘服なのに対し女性陣は私服だったため「服が汚れるから」との理由で猛反対。その言葉に前野と鈴木が「汚れるのが見たい(笑)」と返したりと、冒頭から暴走気味のトークが繰り広げられた。結局男性陣で戦闘糧食のミリ飯を掛けて匍匐前進対決が行われ、鈴木が見事勝利。しかし決着が付いたときには女性陣がミリ飯を食べてしまっているというオチが……。

笠原郁役の井上麻里奈。キャスト陣が揃っての『図書館戦争』イベントは初めてということで、それに集まったファンの多さには驚かされたよう

堂上篤役の前野智昭。登場するや鈴木より「これが前野智昭です! 先日はテレビの『トップランナー』にも出ました」と紹介されると、女性ファンより歓声が上がった

柴崎麻子役の沢城みゆき。大勢の前で緊張すると言いながらも、朗読劇では迫真の演技を見せてくれた

手塚光役の鈴木達央。沢城より手塚が郁に告白した際の言葉を、ファンを郁だと思って披露するようお願いされると「男もいるんだけど(笑)」と言いながらも、かっこよくセリフを決めてくれた

玄田竜助役の鈴森勘司。男性陣全員が小銃を持ち戦闘服姿で登場したなかでも「似合いすぎだから!」と、ほかの出演者からもつっこまれていた

続いて行われたのはWebラジオで繰り広げられた男性寮チームと女性寮チームによる対決「メディア良化法対策講座」。既にWebラジオ内で一度負けを喫している男性寮チームだったが、今回女性寮チームへのリベンジとして再対決。今回のゲームは、スクリーンに映った言葉を別の言葉で解答者に伝えて答えてもらうという内容だったが、男性寮チームには難問が頻出するなどし、またしても女子寮チームの勝利に……。

男性陣の小銃を手に、ポーズを決めてくれた井上と沢城。「ふたり合わせて図書館シスターズ!」と紹介され、ノリノリの井上に対して、沢城は恥ずかしさを隠せない様子

サバイバル講座で匍匐前進を披露した男性陣。女性ファンからは「がんばれー!」という熱い声援が響いた

そのほか会場では、Webラジオ対決での罰ゲームで男性寮チームが挑んだスカイダイビングの模様のほか、DVD第3巻に収録された未放送話数『恋ノ障害』のAパートを上映。さらにサプライズ演目として、DVD第1巻初回特典として収録された短編小説『ドッグ・ラン』の朗読劇が行われた。これは今回のイベント用に原作者自らが朗読劇用に書き下ろしたもので、ファンは目の前で繰り広げられる声優陣の演技に聞き入っていた。

匍匐前進対決で1位となった鈴木だが、ご褒美のミリ飯はすでに女性陣が完食済み。これには鈴木から「ちょっと待って。本当に全くないじゃない!」と悲壮な叫びが聞こえた

「メディア良化法対策講座」では、難問に苦しめられた男性寮チーム。アフリカの国の首都を別の言葉で伝える問題に、鈴木から「どうやって伝えるんだよ!」というツッコミが

ゲーム対決や朗読劇など、盛りだくさんの内容で行われた今回のイベント。この日の模様はDVD第5巻にも収録される予定となっている。テレビで放映が終了したあともまだまだ盛り上がりを見せる『図書館戦争』を、ぜひDVDとWebラジオで楽しんでほしい。

DVD第3巻パッケージ。5,985円で発売中

(C) 有川浩/アスキー・メディアワークス/図書館戦争製作委員会