日本自動販売協会(JAMA)は10月より、複数の電子マネーに対応した自動販売機の設置を全国展開する。10月段階で利用可能な電子マネーは、「iD」、「Edy」、「ビザタッチ(スマートプラス)」の3種類。自動販売機ごとに対応するマネーの中から搭載マネーを、最大8マネーまで選択することができ、設置後の追加や変更も可能。電子マネーの種類については、電子マネー運用会社の希望に応じて、順次増やしていく予定だという。

JAMAは2007年4月に、複数の電子マネーに対応する「マルチサービスリーダライタ」を共同開発し、これを共同購入すること、および複数の電子マネー決済を実現する後方センターを共同で構築・運用することを目指して、加盟企業から賛同企業を募り、同プロジェクトを立ち上げた。

同プロジェクトには、JAMA加盟企業のうち清涼飲料会社など12社が参加しており、参加企業が管理する自動販売機の総数は約130万台。2010年度末までに参加企業全体で複数の電子マネーに対応した自動販売機を約50万台設置することを目指している。