女優の藤原紀香が12日、東京・丸の内の丸ビルで行われた「日本赤十字社 活動写真展」のオープニングセレモニーに出席した。

トークショーで身振りを交えながら熱っぽく語る藤原紀香

赤十字広報特使として、写真家・菅原一剛氏とともに今年2月にサイクロンの被害にあったバングラデシュを訪問した藤原は、日本赤十字社の救援活動を取材。同写真展では菅原氏が撮影した被災地で暮らす人々の写真が展示されている。

藤原は「物資をもらうために長蛇の列ができていました。物資を受け取った子供たちの喜ぶ表情がとても印象的でしたね。バングラデシュの人たちはモチベーションを高く持って生きているので、私自身の活力にもなりました」と被災地で救援物資の配布に従事し、街の人たちと交流したことを報告した。

また、「チャリティーやボランティアは、日本では曲がって受け取られることが多いと思いますけど、少しでも余裕があれば何かしたほうがずっといいと思います。今自分は何ができるんだろうって意識することが大事なんじゃないでしょうか」と訴え、「広報特使になる前は『ちゃんと届けられているのかな?』って思っていましたけど、現場に行ってみると赤十字社の方々が物資を届けるだけでなく、気持ちも伝えようとしているんですよ。さまざまな問題がある中、現場では戦っているんです」と熱弁を振るっていた。

バングラデシュの小学校の教室で撮られた写真。「未来が写ったように感じた」と菅原氏

「菅原さんの写真は、温度が感じられるんです。絵みたいですが、本当にあんな色なんです」と藤原

同写真展は、丸ビル3F回廊で9月21日まで開催されている。

藤原紀香 フォトコレクション