壇上に並べられたモデルは「XR 1200」、「VRSC V-RODマッスル」、「FLHTCU ウルトラクラシック・エレクトラグライド」、「FLTR3-CVO ファクトリーカスタム・ロードライド」、「FLSTC ヘリテイジ・ソフテイル・クラシック」、「FXDB ダイナ・ストリート・ボブ」、ビューエル「XB12XT」の7モデル。大スクリーンに2009年モデルの特長が写し出された。
スポーツスター(SPORTSTER)シリーズの2009年モデルは、フロントフェンダーとタイヤのクリアランスが小さくなり、よりスタイリッシュなフロントビューにしたという。新しい「XR 1200」は、レーシングマシン「XR750」をイメージし、ストリート用に開発されたもの。高回転の伸びを重視した専用設計のエボリューション・エンジンを搭載している。発売は2008年8月から。価格は147万5000円とのこと。
水冷DOHCエンジンを搭載するVRSCシリーズは、「V-ROD」、「ナイト ロッド・スペシャル」に、「V-RODマッスル」が加わった(10月発売)。「V-RODマッスル」は、ロング&ローのフォルムに、専用デザインのデュアル・エキゾースト・マフラーや、ミラーにビルトインされたLEDターンシグナル、フェンダー一体型LEDコンビネーションライトなどが特長。価格は209万9000円。
ダイナ(DYNA)シリーズの2009年モデルも、フロントフェンダーとタイヤのクリアランスが小さくなり(FXDFは除く)、シルバーフェイスのスピードメーターを採用。また「FXDB ダイナ・ストリート・ボブ」は、ブラックパウダー塗装のエンジンを採用し、シートやチョップド・リヤフェンダー、ブラックリムのスポークホイールなど、デザインを一新した。
ハーレーダビッドソンのなかでもカスタムテイストが強いソフテイル(SOFTAIL)シリーズの2009年モデルでは、「FLSTC ヘリテイジ・ソフテイル・クラシック」のタンクグラフィック、アッパークランプとタンクコンソール、シート、サドルバッグ、フロントフェンダーなどのデザインを一新し、10年ぶりにスタイリングを変更した。
ツーリング(TOURING)シリーズは、基本性能を一新。剛性を高めた新設計のフレームを採用し、ハンドリングや耐久性を向上させた。エンジンマウントはフロントのラバーマウントをシングルからツインに変更。これにより振動を抑制するとともに、マウント部の耐久性も向上したという。サスペンションは新フレームに合わせてセッティングを変更。スイングアームはフレーム強化にともない剛性が向上した。エキゾーストシステムはレイアウトを変更し、ライダーやパッセンジャーの足下の熱を軽減。180mm幅のリアタイヤとニューデザインのスポークホイールを採用した。
なお、ビューエルの2009年モデルは既報のとおり。