宝塚歌劇団星組のトップスター・安蘭けいが22日、東京・日比谷の東京宝塚劇場にて行われた舞台『スカーレット ピンパーネル』の公開舞台稽古に出席した。

抜群の歌唱力で魅せる安蘭

ブロードウェイ・ミュージカル『スカーレット ピンパーネル』は、英作家の人気小説を原作とし、フランス革命の混乱の中、無実の罪で捕らえられた貴族たちを救おうと奮闘する秘密結社の首領・パーシー・ブレイクニーを描く冒険活劇。パーシー役を安蘭が務め、日本では今回が初演となる。

すでに宝塚大劇場(兵庫・宝塚)での上演を終え、22日が東京公演初日。安蘭は「とうとう東京にやってきました。精いっぱい頑張りますので、どうぞご期待ください」と挨拶。今回の宝塚版には、ブロードウェー版の作曲家であるワイルドホーンが新曲『ひとかけらの勇気』を提供しており、安蘭は「光栄です。大切にしたいです」と話し、難しいコーラス部分などを出演者が毎朝、自主稽古していたことを明かした。

また安蘭は、妻にさえも正体を隠している正義の味方という二面性のある役柄について「妻を想う愛や正義の味方である部分には共感できますね」とコメント。公開稽古でもアドリブが飛び出していましたが? との問いに「宝塚大劇場での公演時には、演出家から『やりすぎじゃないの?』とご注意いただいて。楽しかったらいいって問題じゃないんだなと思いました(笑)。東京のお客様に合わせていろいろやっていきたいです」と抱負を語っていた。

『スカーレット ピンパーネル』は、東京宝塚劇場にて8月22日(金)から10月5日(日)までの期間で上演

『スカーレット ピンパーネル』フォトコレクション