アシュトンとキャメロンはフォトセッション中も仲良さそうにお喋り

8月16日に封切られる『ベガスの恋に勝つルール』のPRのため、主演のキャメロン・ディアスとアシュトン・カッチャーが来日、都内で記者会見を行った。

恋人にこっぴどくフラれたジョイ(キャメロン・ディアス)と、仕事をクビになったジャックはラスベガスで偶然出会い、意気投合。派手に酔っぱらった挙げ句、勢いで結婚までしてしまう。翌朝、その結婚はなかったことにしようとしていた矢先にジョイのコインでジャックが300万ドルの大当たり! 賞金の所有権をめぐって激しく対立する2人だったが、いつしかその関係に変化の兆しが……。『ベガスの恋に勝つルール』はキャメロンの魅力全開のロマンティック・コメディに仕上がっている。

「女優をやってて楽しいのは、自分と全然違う人を演じられることね。私はジョイみたいな計画性なんて全然ないし、おカタくもないわ。靴のサイズだけは一緒だけどね(笑)」。そのキャメロン演じるジョイと、300万ドル争奪戦を繰り広げるアシュトン・カッチャーは「僕はすごく競争心が強いんだ。だから撮影前にジムに行ってかなり鍛えたんだけど……キャメロンは強かったよ」と事実上の敗北宣言。

FENDIのドレスと、ステラ・マッカートニーのパンプスで

かなりアドリブもあったというが、あまりにエスカレートしてしまって監督に削られてしまったシーンも多々あるとか。セントラル・パークでは口論から始まり、キャメロンがアシュトンに馬乗りになったり、反対に頭を押さえらたり、手がつけられなくなってしまい、「あれはほんと"Out of control"だったわね。今でもパークには私の頭の形が穴になって残ってるのよ」とキャメロンは冗談めかして笑ったが、相当激しい立ち回りだったようだ。

また、6年連続で日本に来ているキャメロンとは対照的に、今回が初来日となるアシュトンは妻のデミ・ムーアと京都へ観光旅行に出かけたという。「僕はアメリカでアメリカ人向けの作品を作ってるけど、それがそのまま日本でも受け入れられるとは限らない。だから日本の文化を深く知りたいと思ったんだ」と謙虚な姿勢を見せた。

2005年に結婚した16歳年上の愛妻デミ・ムーアとは今でもラブラブ

最後に、「互いの好きなポイント挙げて」というリクエストが。キャメロンは「新しい髪型はすごく好きよ(笑)。あと、とっても広い心を持ってるってところ。気もすごく遣ってくれるしね。みんな彼といると楽しい気分になれるのよ」とアシュトンをベタぼめ。対するアシュトンは「平気で汗をかきにいっちゃうところかな。今、この、東京で!」と、ここ数日の東京の酷暑にも関わらず、キャメロンが果敢に外出していたことを明かした。そして「彼女はこんなに素晴らしい女性なのに、すごく謙虚なんだ。ユーモアセンスも抜群で、自虐ネタもすごいんだよ。あと、オナラをしたことを正直に告白できちゃうところが大好きだね」といきなりの暴露。キャメロンもこれには大爆笑し、報道陣に向かって「みんなもそうでしょ?」と同意を求めたが、頷く猛者はいなかった。

そんな息ぴったりの2人が主演する『ベガスの恋に勝つルール』は8月16日(土)、有楽座ほかにて全国ロードショー。