大杉漣が主演する映画『ネコナデ』が28日、初日を迎え、都内映画館で出演者らが舞台挨拶を行った。
一流企業の人事部長を務める堅物な主人公・鬼塚(大杉)が、偶然に捨て猫を拾ったことで、人生が変っていくという"子猫ムービー"。人気脚本家の大森美香が監督を務め、主題歌をつじあやのが担当し、全編を通して温かい空気感に包まれている作品だ。
舞台挨拶では、大杉をはじめ、共演の青山倫子、大森監督、つじが登壇し、大杉と共演した子猫の"トラ"も登場した。大杉は、"トラ"を抱きかかえながら「この子とは"出逢った!"という感じ。公園のシーンを撮影する際に初めて会った時から、とろけるようにメロメロになってしまいました」と目尻が下がりっぱなし。
今まで見たこともないような、柔らかい表情を見せる大杉。完全に"トラ"に夢中です…… |
"トラ"が愛おしくてたまらなかったという大杉は「"トラ"と一緒に撮影していくうちに、気持ちが止まらなくなったんです。『この子とはこれっきりにしないぞ!』って。だから、撮影終了後は私が飼わせていただくことになりました(笑)」と告白すると、会場からは『おぉ~』という声とともに拍手が。すると、大杉は「皆さんも"大杉トラ"を見てやって下さい」と言いながら、客席を回り始めてしまった。
共演の青山は「大杉さんとは初めて共演させていただきました。最初は厳しい方かと思ったんですけど、イメージが変りましたね(笑)。私が"トラ"ちゃんと一緒にいると大杉さんが焼きもちを焼くんですよ」とエピソードを披露。さすがに青山も、大杉の変貌ぶりには苦笑しっぱなしだった。