2009年に横浜市で開港150周年記念して開催されるイベント「横浜・神奈川デスティネーションキャンペーン」を1年後に控え、2009ヨコハマ観光プロモーション推進協議会はこのほど、旅行業界関係各社に向けた全国宣伝販売促進会議を開催した。

2009年6月2日に開港150周年を迎える横浜港。毎年6月1・2日に「開港祭」を開催している横浜市だが、2008年は横浜DC開催を1年後に控え、横浜市および川崎市や鎌倉市などの神奈川県の各都市や観光資源、新たな取り組み等をPRすることを目的に同会議が開かれた。同会議の参加者は全国からの旅行業界関各社やメディアなど総勢約800人。

デスティネーションキャンペーンとは、JRグループ6社(JR北海道・東日本・東海・西日本・四国・九州)と自治体等が全国に情報発信を実施する大型観光キャンペーンのこと。1978年より開催されており、横浜DCで116回目となる。従来、県単位でDCが展開されてきたが、政令指定都市での単独開催は横浜市が初めてだとしている。

司会を務めたはなは「子供の頃、よく近所で撮影が行われていて眠れない夜もあった」と語る

同会議では、"ストーリーが、はじまる。ヨコハマ"をテーマに横浜市を「夜景・ナイトライフ」「芸術・アート」「アミューズメント」「お勧めスポット」の4つカテゴリに分けて紹介。横浜生まれ、横浜育ちのモデル兼タレントのはなが司会を務め、同じく横浜育ちの俳優・高橋克典、現在横浜在住の女優・原日出子、俳優で横浜観光コンベンション・ビューロー理事長も務める石坂浩二がそれぞれ横浜市の魅力を語った。

左から高橋克典、原日出子、はな、石坂浩二。高橋は夜景やバーなど、夜の横浜の魅力を語り、石坂は建物のすばらしさといった芸術的な観点から、原は家族で楽しむという観点で横浜の良さを伝えた

横浜市市長で2009 ヨコハマ観光プロモーション推進協議会会長の中田宏は「2009年の横浜では古代都市アレクサンドリアの至宝を一堂に会した展覧会『海のエジプト展』、卓球、トライアスロンといった世界大会など様々なイベントが催されます。この開港記念は"横浜"を楽しむよい機会となるのではないでしょうか。横浜港開港を記念したイベント『開国・開港Y150』は、全国からの集客を見込んでおり、イベントとしては"愛知万博"以来の盛大なものとなることを期待しています」と語った。なお、2009年4月28日~9月27日の153日間にわたる開催となる「開国・開港Y150」の来場者目標は、500万人とのこと。

横浜DCの実施期間は2009年6月1日~8月31日。横浜DCに向け、JRグループは宣伝に加え、Suicaを使ったキャンペーンを展開するとしている。